ひとときの恋心、永遠の思い出。“トーキョー”であなたに会えてよかった。
第76回アカデミー脚本賞
原題:LOST IN TRANSLATION
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
「風をあつめて」にスゴク思い入れがあるので、どうしても見たくなってしまった。くそぅ、この曲使うのは反則だ。外国人監督が描く日本ってわりとフラストレーションたまるものが多いので、身構えて観に行きました。
でもソフィア・コッポラのTOKYO案内だもんね。思ったよりぜーんぜん良かった。何がいいかと言うと、私はあのラストがとっても好き。正直、途中中だるみ感はあったものの、あのラストで株急高騰です。ちょっぴりだけいい涙が出る感じ。
ストーリーはどうこう言う程のものではないけど、孤独から逃げようとじたばたして、余計に濃くなる孤独感とかいくら年を取ってもずっと感じつづけるであろう心もとなさが伝わってくる、安心な映画でした。ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソン(超キュート!)の関係もとってもよかった。足先に触れるだけって…甘ーー!!小沢さん甘いよォー!くらいの同朋感が感じよかったです。
日本をネタにしてても、けっこう笑えちゃったし。ソフィア・コッポラの日本に対する愛を根底に感じられるからかな?
全世界で他の人種とちょっと違った見方ができるのは日本人だけだと思うので、皆々様ぜひ☆
★★★★★