西の魔女が死んだ / 梨木果歩


これは中学生の時、友だちに薦めてもらったのを気にしつつ今まで来てしまった作品。
タイトルがファンタジー活劇を思わせるため、なんとなく読まずに来てしまったのですが、もっと早くに読んでおけばよかったなぁ〜。透明感がありつつ、愛にあふれたお話。


おばあちゃん(a.k.a.西の魔女)とまいの合宿を通じて描かれる、人生哲学。愛とは?死とは?しあわせとは??おばあちゃん子にはたまらない作品だと思います。私はおばあちゃん子ではないものの、ラストでまいと一緒に「おばあちゃんのあふれんばかりの愛を、降り注ぐ光のように身体中で実感し」ました。これを読むと「こういうおばあちゃんになるのもいいなあ」なんて思います。