つるばらつるばら / 大島弓子


犬童一心監督が映画化しようとしていたという話を読んで。
久々に唸らされたマンガでした。キーワードで24年組って初めて知ったけど、錚々たる面子なのに竹宮恵子しかマトモに読んだことないなぁ。まぁ、それはおいといて。


この本は短編集なのですが、扱ってるテーマが同性愛やら離婚やら過食・拒食やらいじめやらヘビィな感じのものばかりなのに、なんともカラッと、それでいて温かく描かれているのが素敵です。どの話もハッピーエンドなのがすばらしい!


「つるばらつるばら」が最初の短編なのだけど、これに出てくる主人公のパパがいい味で、スカートをはく息子を見て、「まあな。今世紀初頭までヨーロッパの一部の階級では男子にもスカートをはかせていたし 問題はなかろう」などとのたまう。「つるばらつるばら」というのもこのパパの造語で、自殺を企てた息子の病床で、「くわばらくわばらとつるかめつるかめをたした造語だよ。いいだろう?」などと言ってのけたり。哀しさをふまえた上での優しさみたいなのがキッラキラ☆