ブロークバック・マウンテン


はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった―
カウボーイ・ゲイ映画。
2005年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞
第78回アカデミー監督賞/脚色賞


原題:BROKEBACK MOUNTAIN
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー / ダイアナ・オサナ
原作:アニー・プルー


まだ知り合って間もないひととこの映画…。完全に間違ってる。
羊番の仕事で山ごもりしているうちに恋仲になってしまう、ヒース・レジャージェイク・ギレンホール
前半はひたすら羊と馬と山と男2人という画でもたせるので、やっぱりこの2人は上手いんだなぁと思いました。

恋愛模様についてはどうしても笑ってしまいました。恋って客観的に見るとそうなのかもしれませんが、うかつさとか苦悩の仕方、ケンカの内容なんかがわりとしょうもなくて。もっと美化されて描かれてるかと思っていたので、「それでいいのか!?でもうーん、人間こんなもんだよなぁ」って感じでした。

純愛とか不倫とか同性愛っていう切り口よりも、夫としても父親としても恋人としても結局ぐだぐだになってしまったおとながずーっと心の中で大事にしてる聖域っていう面で印象的な映画でした。
後半につれての哀愁っぷりがただごとじゃない。山の撮り方が美しかったー。


★★★★