小さな幸せがいっぱい
モテない間宮兄弟の日常とちょっとした恋模様を描いたお話。
監督・脚本:森田芳光
原作:江國香織
主題歌:RIP SLYME
たるーっとした邦画が観たいのと、森田芳光監督がスキなのとで。
期待通りの雰囲気で、予想以上によかったです。なんか邦画のいいかんじが存分に出てた。別に特殊な筋立てはなんにもないのだけど、ささやかなしあわせだとか家族の特殊性だとかふつうの人たちのおかしみが、ほっこり伝わってきます。日々のディテールの積み重ねがしあわせなんだなぁと。
ゴハンもいちいち美味しそうで、ぎょうざやらカレーやらがぜん食べたくなりました。佐々木蔵之介(兄)が怒って帰ってきた塚地(弟)を「塩むすび握ってやるから」となだめるシーンも大好きでした。
場内はカップルが多いかと思いきや、意外に年齢層・組み合わせ共に幅広かったです。終始しあわせなクスクス笑いが聞こえて、いいかんじでした。
★★★★