JUNO / ジュノ


そのつもり。
16歳のちょっと風変わりな女の子、ジュノがまさかの予定外妊娠!!のおはなし。
第80回アカデミー脚本賞

原題:JUNO
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
音楽:マテオ・メッシーナ


よかったー!ぐっときたー!!ちょっとした小ネタや小道具がいちいちチャーミングで、くーってなりました。

ジュノ本人もすごく魅力的で求心力のある人物ですが、周りの人たちも「こんないいひとたちに囲まれて、ジュノあんたしあわせもんだよ!」ってぐあいに輝いてるひとたちでした。もちろん実際は家族とか友だちとかたまらないときもあるけど、こういう事件の渦中にいるときこそ、その存在が神々しいほど光ってみえるってあるかもなー、と思いながら観ていました。

ラストのあのキュートで甘酢なかんじといったら、最近ちょっとない。16歳ってやつぁまったく・・・!前を向いてるひとたちがちょっとずつ福音を授かるかんじに清涼感が広がりました。

脚本家が元ストリッパーというだけあって、いやみなくサバけた人間讃歌になってて、よかったです。日本人にはコレはなかなかできないと思う。

おしむらくは、英語がわかって、青春時代にロックを通過してたらもっとバチーンときたんだろうなー、というところ。もうあきらかに粋で乙なせりふがとびかってるのに、字幕では文字数の都合か簡素なかんじに・・・。帰国子女とロック好きをとなりにおいて、いちいち解説してほしいです。


★★★★


ヒース・レジャーの初監督作に、チェスの神童役として主演するはずだったエレン・ペイジ。見たかったなあ〜・・・。
てか「ダークナイト」の公開がせまっていますが、出来がよければ、泣いてしまうでしょう。あのポスター見ただけで、泣けてしまうんだもの。

  • Tribute to"The Dark Knight" Joker Heath Ledger R.I.P.