考えたくないのに、なんだかんだとこちょこちょ考えてしまう空気人形について。やだやだー!でも¥1000で観たので、コスパいいなあ。。。
どうしてもひっかかったのが空気人形が出会うひとたち。
それぞれみんなからっぽをなにかで埋めようと渇望しているのですが、男性の性を意図的に描いてみせるのに対して、女性の性がいっさい顕われてこないのが、やっぱりきもちわるいなと。このテーマでは避けて通れないものをむりやりねじふせてるかんじがしました。
あとはゴミに埋もれて生活する過食症OLが、ゴミ捨て場の空気人形を見つめるシーン。このシーンをこそすばらしいと言うひともいると思うのですが、わたしはこのシーンが1番こわくてぞっとしたなあと。空気人形が動き出すシーンと輪になるだいじな部分なので、ここでの感情がそのままこの映画のあとあじになったのかもしれない。