THIS IS IT

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誰も見たことのない彼に逢える。

原題:THIS IS IT
監督:ケニー・オルテガ


マイケル・ジャクソンってやっぱすげ〜な〜、とふつうのことを思いました。ほんとにすごいひとを観るとふつうのことばしか出てこない。歌がすごくうまい。踊りがすごくうまい。曲がすごくいい。ひとつだけでもすごいのに、目前に3つそろっているとは・・・、まさに奇跡のひと。観ながら何度も「すげ〜」ってつぶやいてしまいました。

客層は年齢高め。でもマイケルのキャリアを考えれば当たり前か。小さな子どもを連れた家族連れも多かったです。基本リハのつぎはぎ映像なので、あんなちっちゃな子どもが退屈しないで観ていられるのかなーと心配していましたが、曲間で無音になった瞬間に子どもが「・・・かっこいいー・・・!!」と声をあげていたのに感動したりしました。

マイケル本人はもちろん、スタッフのひとたちも「あぁ、ほんとうにマイケルと仕事をするのがずっと夢だったんだな・・・」というのが伝わってきて、ぐっときました。
とくにダンサーたち。監督のケニー・オルテガが「まるで教会だな」と評するように、彼らにとってマイケルは神様なんだなぁと思うシーンの数々がよかったです。『ビリー・ジーン』でのマイケルに熱狂するダンサーたち。たぶんマイケルに憧れてダンスをはじめて、マイケルの振りを必死でコピーした日々があって、今トップのダンサーとして食えるようになっているひとたち。そんなダンサーたちの動きが大味に見えるほど、50才のマイケルの動きは流していてもキレキレで無駄がなかった。



★★★★★