マイレージ、マイライフ

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あなたの“人生のスーツケース”詰め込みすぎていませんか?
年間322日間の出張を嬉々としてこなす、リストラ宣告人のライアン。身軽さが身上の人生だけどはてさて、というおはなし。

原題:UP IN THE AIR
監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン(『JUNO』)
脚本:シェルドン・ターナー
撮影:エリック・スティールバーグ
原作:ウォルター・キルン
音楽:ロルフ・ケント


やべえ、のりきれなかった。。。というのが素直な感想でした。オープニングがめちゃくちゃよくて、「JUNOに続いてイエス!!!」ってちょうアガったのに。


あいかわらずテンポは軽妙だし、役者はドンズバだし、題材も旬ネタ。出張を廃止しようとする小娘との上司×部下エッセンスとか、同じく出張族のイイ女(こいつの素性すぐわかっちゃった)とのラブとか、おもしろく転がる要素もたくさんあったのだけど、いかんせんぐっとこなかった。

というのは結局、この作品はライアンの目線の変化を通して、「ひととのつながり」の重さについて問うてくるんだけども、その「ひととのつながり」の推しかたが、「リストラされたひとたちの家族讃歌的インタビュー映像」他で。なんかその目線は一義的でやさしくないんじゃないかなー、なんて思いました。ひとの価値観の、そのくくりかた・見せかたはちょっと偏狭すぎやしないか、と。その素材とライアンの虚無を渡されて、「どう思えばいいんだろ」ってとほうにくれるようなかんじ。まさにUP IN THE AIR

あっ、そういえばYoung MCとCut Chemist先生が出てた☆


★★★