SR2 サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム

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SRシリーズ2作目。
今回はかつて文化祭の人気者だった、群馬の女子ラッパーB-hack再結成なるか、というおはなし。

監督・脚本:入江悠
撮影・照明:三村和弘
音楽:岩崎太整
ラップ指導:上鈴木伯周 / 上鈴木タカヒロ


やべー、やられました。最近『ローラーガールズ・ダイアリー』『川の底からこんにちは』ときて、世の女子応援されてるなーと思いました。こうやってつよいクスリ打ちながらがんばっていくしかないのね。劇場は男子が多かったですが、女子よ観ろ!女子こそ観ろ!!

本編まずいきなり登場したSR1のIKKUとTOM。たぶんほとんどの観客が1を観ているであろうと思われる場内のムード。みんながスクリーン上で旧友に会ってるようなあったかいかんじでした。この2人が伝説のタケダ先輩の跡地にやってきたことがトリガーになって、B-hack再結成のはなしが動き出します。ストーリー展開は1とほぼいっしょで、入江監督はつよい「型」をつくったなーと思いました。

ただ今回は女子!というところの描きわけがおもしろかった。タイムリミット感とか女子グループ感とか。1の男子の夢や悩みがどこかエアリーで感覚的で熱っぽいのに対して、2の女子のそれはもうかなり切実で現実的で低温。号泣したのは1のほうだけど、やっぱり刺さるのは2かなあ。「レペゼン20代後半の歌詞に書き直さなきゃね」って、えーん!

あとはB−hack萌えです☆女子グループらしいあの5人のキャラの住みわけ!おとなになると服装バラッバラなとことかもわりとあるある。女子なら絶対会いたくなる友だちとか思い出す所属グループとかあると思う。SHO-GUNGとちがってB-hackは5人そろってラップしてるシーンが2回あるので、グループに対する思い入れがふかくなる。アユムにはもっとがんばってもらって、5人をもっと観たかったなー、あの2人のラップ(上手いし)もっと聴きたかったなーというのが正直なところ。
だからこそB-hack VS SHO-GUNGのフリースタイルはちょっともったいなかった。カメラワーク凝ってるし、ちょう燃える見せ場なのに、バックトラックのずれがかなり気になりました。

もっかい観にいくぞー


★★★★