ウォールフラワー

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さよなら、壁際の僕。
はみ出し者高校生たちの青春を描く。

原題:THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER
監督・脚本・原作:スティーヴン・チョボスキー『The Perks of Being a Wallflower(ウォールフラワー)』
撮影:アンドリュー・ダン
編集:ヤナ・ゴルスカヤ / メアリー・ジョー・マーキー
オリジナル音楽:マイケル・ブルック
音楽監修:アレクサンドラ・パットサヴァス


ウオーーー!年の瀬にしてついにきちまった!!わたしがだいすきなやつ。最高最高な青春モノ。
ライ麦畑でつかまえて」の再来とも言われたベストセラー原作というだけで、もうつかみはOK。しかも原作者が監督・脚本ってどれだけの才能なんだ。

すごく卑近な例えになるけど、ものすごくしあわせで希望と救いにあふれた「ノルウェイの森」という感触。青春の楽園と地獄と限界と無限と。あまりにまぶしくてせつなくていとしくて、途中からボロボロ涙がこぼれっぱなしでした。

各登場人物の傷のかたちと再生のさまと、二度と訪れない最高の瞬間を切り取るていねいな手つきは、原作者ならではの深い思い入れと愛情を感じました。それが主要3人の描写だけに留まらず、教師や親、「はぐれ者の島」のメンバーにまで及んでいるのがすさまじい。絶対に原作も読む!


★★★★★