ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカールは、オーナーやフードブロガーとの諍いから店を辞めてしまう。元妻のはからいで、息子と共にフードトラックでアメリカ横断へGO！
原題：CHEF
製作・監督・脚本：ジョン・ファヴロー
料理指導・共同製作：ロイ・チョイ
撮影監督：クレイマー・モーゲンソー
編集：ロバート・レイトン
音楽スーパーバイザー：マシュー・シュレイヤー
予告観た時点では「つまんなそう。。。」と思っていて観る気０だったのですが、信頼できる友たちに推されて。
推薦通り、たいへん気持ちのいい映画でした。"MY LOADS ARE LIGHT!"ってかんじで除湿された！こんなふうに力を抜いて生きていけば、意外と世間の荒波を乗り越えていけたりするのだけど、時々それを忘れてしまうのだよな。
なにしろ食べもの描写がすばらしい。わたしも料理すきなので、料理シーンがいきいきしてるだけでわくわくしてしまうのです。エンドロールで料理シーンのドキュメンタリーがチラッと映るのですが、ロイ・チョイの映画みたいな料理指導も最高！
旅する地域によって音楽や食材が変わるのもあつい。ロードムービーとしてフレッシュだと思いました。
あとは、とにかくキャラクターがみんなカラッとしててスゴイことをあっさりやってのける。職場の元部下がタダ働きで旅に参戦してくれたり、セレブな元妻が楽しそうに屋台を手伝ったり、元妻の元旦那がボロトラックくれたり。
それが絵空事じゃなくてリアルに説得力をもって感じられる背景に、監督ジョン・ファヴローやロイ・チョイの人となりと、彼らの周りに実在するであろう人々の気配を感じました。
これはサントラもDVDも欲しいやつ！
★★★★★
