セッション


<完璧>を求めるレッスン。二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへー。
名門音楽学校に入った野心家の青年とスパルタ教師のゆくえ。
第87回アカデミー編集賞助演男優賞

原題:WHIPLASH
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
撮影:シャロン・メール
編集:トム・クロス
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ


菊池成孔さんと町山さんのキャットファイトの中身は確認せずに鑑賞。
いやー、おもしろかった!もともと名画・傑作の類ではなく、よくできた娯楽作なんだろうな、と思って観に行ったので、しかと楽しませてもらいました。DTと鬼軍曹が2人とも人としてどうかしてて、予想のななめ上を行く果し合いをしてくれたので。
とくにDTの!交通事故も辞さないとか!元カノへの強がりとか!鬼軍曹の゛Faster! Faster!"゛Not Quite My Tempo!"もめっちゃ日常使いさせていただいてます。

わたしも『ブラック・スワン』を観た時、バレエ描写が若干のノイズになったので、本職の方が「あんなのジャズじゃない」とか「下手すぎ」とか酷評するのもわからないではないけれど、新進監督が撮った『悪魔の毒々ドラマー』ってテイストの映画だからねえ、と思っていたら、監督のデミアン・チャゼルって『ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛』『グランドピアノ われた黒鍵』の脚本家じゃんか。

「大きい声でくやしいって言ってみろー!」とか「早いか遅いかどっちだー!」とかわたしがバレエを習っていた時も定番イディオムだったので、なんだかなつかしかったです。


★★★