サヨナラだけが人生だ。サヨナラだけがロマンスだ。
ロマンスカーでアテンダントをしている鉢子は、ひょんなことから怪しい映画プロデューサーの桜庭と出会い、絶縁状態の母親を探しながら箱根の景勝地を巡ることに……。
監督・脚本:タナダユキ
撮影:大塚亮
編集:宮島竜治
美術:仲前智治
衣裳:宮本茉莉
音楽:周防義和 / Jirafa
主題歌:三浦透子『Romance 〜サヨナラだけがロマンス〜』
全編オフビートな笑いにあふれていて、劇場内はかなりあったまってました。しかし白眉は冒頭。万引きしようとした桜庭を追いかけて、全力疾走する鉢子に、大島優子さんの魅力が凝縮されている。ここがピークだったかなあ。
箱根の景色も、オフビートな笑いも、たいへん楽しんだのだけど、そこまでのめりこめなかったのは、大島さんと大倉さんが演技達者すぎるからかなあ、という気がしました。
とくに大倉さんが演じた、にくめない駄目中年の造形がいかんせんわたし好みではなかったのだ。*1
★★★
*1:ドストライクな女子もいるだろうなってのはわかるんだけど