スウィート17モンスター

f:id:tally:20181223111647j:plain


誰もがこじらせて大人になった
共感率100%!“あの頃”のリアルなイタさを描く 
愛すべき青春こじらせ映画!

原題:THE EDGE OF SEVENTEEN
監督・脚本: ケリー・フレモン・クレイグ
撮影:ダグ・エメット
編集:トレイシー・ワドモア=スミス
音楽:アトリ・エルヴァーソン


「顔が思い浮かんだ甘酢案件」と薦めてくれた友だちの慧眼よ!本当にありがとう!最高・最高・最高でした!

理想と現実のギャップ、うまくいかないもどかしさ、自己嫌悪・自己憐憫・承認欲求と戦う思春期からの、さわやかですこやかな成長!強烈な母との折り合いや親友との仲たがい、という展開もあいまって、大・大・大好きな『ローラーガールズ・ダイアリー』を彷彿とさせる。

また、主人公をとりまく男性陣がいいんだわ〜。昼行燈の先生、けなげなジョックスの兄、かわいげ満載のサブカルボーイフレンド。みんな推せるわ〜〜〜。

ユーモアもばっちりで、終始「アーウィンちのプールwww」とか爆笑しまくってたんだけど、ラストが近づくにつれ、兄の本音がこぼれるシーンでは号泣。そして、ずっと不機嫌をまき散らし実は甘やかされてきたネイディーンが自分で自転車をこぎ、あの情緒不安定でネガティブで甘ったれのお母さんが「Ok.」と言えるようになった時には、新米母のわたしとしては、うわーんとなってしまいました。
まだ半年弱の育児だけど、いくら周りがやきもきしても
結局それをよそに、子どもに変化が訪れる日はある日突然くる、って感じている。先生の妻の「時間が解決する」という言葉は、自分の人生にも育児にも照らし合わせて、深くうなずいてしまった。

音楽も、のっけからSantigold、パーティーでAnderson .Paakと最高!片思いの男子との車中でかかるこの曲、よかったなー。


★★★★★