アベンジャーズ /インフィニティ・ウォー

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最強の、終わりへ―

原題:AVENGERS: INFINITY WAR
監督:アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー / マルクスとスティーヴン・マクフィーリー
撮影:トレント・オパロック
音楽:アラン・シルヴェストリ
原作:スタン・リー / ジャック・カービー『The Infinity Gauntlet』


Nooooo! ネタバレ厳禁とのことで情報シャットアウトで臨んだ結果、サノスに粉砕されました

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コラーッ!サノスー!コノヤロー!チキショーッ!このブランドン(『グーニーズ』)!「モット パンケーキ」(『インヒアレント・ヴァイス』)!

そもそも『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』で評価の高いルッソ兄弟ですが、わたしはこの2作があまり好きではなく。今作でも「DCじゃないんだから」みたいなくだりがありましたが、わたしがマーベル・ヒーローに求めているのは「楽しさ」や「ワクワク感」なので、必然的にキャップ関連はイマイチ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』みたいにはならんですよね…と、わりとテンション低めで観に行ったのですが……。まさか、こんな気持ちにさせられるなんて

「命の大小」「愛か世界か」「理想と代償」を問うシーンのくり返しにうちひしがれて、帰宅の途についたのですが、これで次作も絶対観なくちゃいけなくなっちゃったじゃんよー!


以下、ネタバレ




誰しも頭によぎるであろう『帝国の逆襲』、あと個人的には対フリーザ的な絶望感も。子どもが観たらけっこうトラウマ級なのでは。

とくに今回ソー、Dr.ストレンジ、スカーレット・ウィッチなどの超能力系はともかく、科学技術頼みの人間たちの痛ましい姿よ。『シビル・ウォー』に続きボロ雑巾と化すアイアンマン、戦犯になってしまったスター・ロード(推し)、采配ミスったくさいブラック・パンサー(推し)―サノスの野郎は「平等に」とか抜かしていたけど、明らかにわたしの推しを多めに消しやがった!(クリプラ、グルート、ストレンジ、陛下、スパイディ、ロキ)映画的にはタイム・ストーンという切り札を使ってしまったし、これからどうなるの……。

しかし、Dr.ストレンジ絡みの共闘シーン(スター・ロード大作戦)はめっちゃ楽しかったし、スパイディの「親愛なる隣人でいたいんだ」にはしびれたよ!


★★★★