スパイダーマン:スパイダーバース

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「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
ニューヨーク・ブルックリン。
マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。
彼はスパイダーマンだ。
しかし、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。
そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。
その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、
全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちだった―。
運命を受け入れろ。
2018年(第91回)アカデミー賞長編アニメーション映画賞

原題:SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE
監督:ボブ・ペルシケッティ,ピーター・ラムジー
監督・脚本:ロドニー・ロスマン
プロデューサー・脚本・ストーリー:フィル・ロード


期待値が上がりすぎて、「これ以上ハードルを上げてくれるな!」と
両耳ふさいでワーワーワー!状態の中、
わたしの好みをよく知る映画好きの友人が
「好きな要素しかないのでは?」と断言し、ト・ド・メ。
その友人のススメ通り、IMAX 3Dでぶちかましてきました。

多幸感~~~!なんという快楽!*1
楽しすぎてきもちよすぎて涙が出そうになるなんてことあるだろうか!
何度Wooooooo!と言いそうになったことか!
ずーーーっとスイングしていたい!(観ていたい!)
『ヒックとドラゴン』と同種の感動……。

映画を観ているあいだじゅう、「マジで好きな要素しかないな……」と
感心してしまいました。
パラレルワールド、青春成長譚、ヒーローの継承、覚醒の瞬間、
「僕ら全員がパワーを持っていて、誰もが自分の負うべき責任をきちんと果たさなければならない」というメッセージ、
Apache / The Choice is Yours、“It’s a leap of faith. That’s all it is.”、
Chance The Rapperのポスター、マハーシャラ・アリの"Hey"、
ロールシャッハヒョウタンツギ……
そもそも男子がエアジョーダン1で、女子がトゥシューズはいてんすよ!
なんなん!?


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この映画わたしに捧げられてんのかな?と思いましたが、
そんなわけはなく徹頭徹尾スタン・リー&スティーブ・ディッコの魂に
捧げられた内容であるのもあつかった。
このマルチバースの提示が、悩める凡人たちを
どれだけ励ましてくれることか!
「ありがとう。僕たちは一人じゃないと教えてくれて」という献辞は
涙なしには観られない。
「Excelsior!」を掲げつづけたスタン・リーの
「サイズは合う、いつかね(It always fits. Eventually.)」というせりふの重みよ!


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それぞれの世界線スパイダーマン
きちんと成長して元の世界に帰っていく姿は
すばらしいし、帰っていく順番の、ラストが
グウェンじゃなくピーターBなのもいいんだよなぁ。

マルチバースという物語+映像的発明で
たくさんの親愛なる隣人の凡人に
絶対の肯定と限りない勇気を与える映画だと思う。
最高!!!

追記:
「これはP様の意見を聞かねば!」と興奮醒めやらぬ状態で
リスナーメールを送ったところ、見事採用されたのでした。
ヤッター!

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★★★★★

*1:高橋ヨシキさんが「射精しそうな映画」と評していてなるほど