スウィング・キッズ

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激動の1951年ー
捕虜収容所で結成された、
国籍も身分も異なる
寄せ集めのタップダンスチーム

英題:SWING KIDS
監督・脚本:カン・ヒョンチョル
撮影:キム・ジヨン
編集:ナム・ナヨン
音楽:キム・ジュンソク


おそろしいほど良くできている映画!
甘辛・緩急・軽妙さと重厚さ・エモさと冷徹さ・リアルとエンタメ、とにかくバランスが神技!
キャラクターひとつ取っても、ただバラバラなのではなく、思想や人種、性別、置かれている立場や境遇が見事な配置になっている。

内容は全然違うけれど、個人的には『パラサイト』を連想してしまった。とにかくまずは映画の出来自体にものすごく感心してしまったあたり。前半は比較的コメディタッチで進むけど、後半はテーマにそぐう悲哀と余韻がドスンとくるようなところも似ていると思う。


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ダンスが大好きなので、華麗なダンスシーンの連打もうれしい。アステア賞受賞のジャレッド・グライムスのすばらしさはもちろん、並び立つD.O.の身体の利きと華にほれぼれしてしまった。この二人のおかげで、イデオロギーを超えるダンスの魅力に圧倒的な説得力がある。自由への渇望が痛いほど胸に刺さってくるタップ、感動しました。


★★★★