シャン・チー テン・リングスの伝説

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最強ゆえに戦いを禁じた新ヒーロー誕生
マーベル・スタジオの新時代が始まる

原題:SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS
監督:デスティン・ダニエル・クレットン


正直ディズニーに対するイメージが悪すぎて…、申し訳ないけどマーベルに対するモチベーションがかなり下がっていた。都合がつかなかったこともあるけど、ついに『ブラック・ウィドウ 』も飛ばしてしまった。
そんな中いつメンが「主人公の妹好きなんじゃないかな」を皮切りに、「アクション」「竹」「香港映画」「トニー・レオン」というキーワードをちらつかせながら薦めてくれるじゃないか。えー…それじゃ…行くわ……!

ビジュアル地味だなぁとか思っていたけれど、MCU初のアジア系ヒーロー実際に劇場で観たらかなり胸熱で…。もうまんまと乗せられてしまった。88rising仕事にのるキレッキレのアクション最高……!

父権や男らしさという呪縛からの解放、そしてそこから疎外され続けた女性が自分の王国を築くという物語でもあり、女たちがことごとく良かった。『フェアウェル』に続き、新時代を体現するオークワフィナ is 全人類の相棒!友だちがピンチの時、それが何かは明かされなくても、いっしょに飛行機に飛び乗る姿勢に感動してしまった。シャン・チーとの関係性は観ていて本当に気持ちがよく、安易にカップルになったりしないところに死ぬほど安心した。

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友だちの予告通り、シャーリンも本当に良かった!自分を無視してきた男たちに拘泥せず、独力で新世界を実現する力強さよ。ラストのジャンプスーツ、最高に似合っててしびれたーーー!

あとは、徹頭徹尾毒親なのに、どうしようもなく魅力的なトニー・レオン!!!ほとばしる哀愁と色気に、ファッションショー状態の衣装数。トニー・レオン以外はあり得ない!という唯一無二の存在感で尊さしかなかった。正直、本来のストーリーがかすむほどで、ノイズになるほどトニー・レオン無双だった…。


主演のシム・リウ、本人のキャラも好感しかなくて、今後が楽しみです!





★★★★