また月曜日がやってくる
監督・脚本・編集：竹林亮
脚本：夏生さえり
編集：小林譲
撮影：幸前達之
助監督：徳山武昇
美術：三枝晃子、岡崎アミ
衣装：飯間千裕
劇中漫画：やじまり
音楽：大木嵩雄
主題歌：lyrical school
タイムループもの見逃せない病なので……。タイムループ×日本の社畜文化！中盤まで本当にフレッシュで楽しかった。上申制にプレゼン、めちゃくちゃ笑ってしまった。
以下、ネタバレ
ただ個人的なピークはプレゼンで、後半は話が進むにつれ、好みとはだんだん離れていってしまった。マキタスポーツにほだされてしまいそうになるけれど、わたしは若い女子の夢の方を応援したいし、職場を人ではなく仕事で選ぶことも間違ってないと思うので。（あの彼氏もろくなやつじゃなくね？って思う。）そこはループを抜けるためには致し方ないにしても、せめてそれぞれ訳ありそうだったグループ全員が少しずつでも報われる描写が欲しかったな、と思う。
すごーくいじわるな観方をすると、フレームとしてはおじさんの悔いを若者たちがめっちゃヨイショして成仏させてあげる、という構図になっていて。若者の方がかえって気にならないのかもしれないけど、中年の自分としては中年のせいで若者が迷惑被ってるのを見るのがつらいんですよね……。おまけに最後の決着も、縁故による強権発動っていう……。（たしかに先方の担当はいけ好かないやつとして描かれていたけれど、彼には彼の地獄があったじゃんか。）
たぶんマキタスポーツ側に心を寄せられれば、漫画の内容ともドライブして、相当エモを感じられたんだろうと思うのですが……。
まぁなんやかんやと垂れ流してしまったけれど、基本的にはおおむね楽しんで観れました！主演の円井わんさんの佇まいがとても魅力的だったので、今後の活躍が楽しみです。
★★★
