ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3


銀河の落ちこぼれたちよ、
ラストバトルを、響かせろ。

原題:GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作:ケビン・ファイギ
撮影:ヘンリー・ブラハム
編集:フレッド・ラスキン グレッグ・ダウリア
美術:ベス・マイクル
衣装:ジュディアナ・マコフスキー
音楽:ジョン・マーフィ
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク


やっと!やっとです……!資格試験を終えたその足で行ってきました。試験自体が派手に散った(というか圧倒的に勉強量が足りなかった)こともあり、「おれ…無価値…」みたいな気持ちのなか、なんと劇場で前日の日付でチケット(しかもIMAX 3D)を取っていたことが発覚し、「死んでしまいたい…」となりましたが、何とか当日分でイン!

まずは期待通りに幕を引いてくれて本当に感謝。最後までガーディアンズのみんなは本当に愛おしく、アクションは楽しく、メッセージは優しく、音楽は最高で、安心して大好きなシリーズを見届けることができました。
「カラオケの1曲目にその曲選ぶ?」と友だちが評していた*1例の1曲目、ぅおぉぉぉーーーい!となったよね。あさっての方向からトラックに激突されたが?エモで殺す気か!これはほんとうはあなたの物語。
Beastie Boysの”No Sleep till Brooklyn”までかけてくれて、ガンちゃんアンタってひとは…(うれし泣き)。

ただ、個人的にはディズニーへの答辞すぎてそっちに気持ちを引っぱられてしまう部分があった。今回のヴィランの「完璧を求めるが本質が見えずに文明をつぶす」姿はまるっきりここ最近のディズニー帝国であって、痛快な反面、ガーディアンズの成長や「ありのまま」「救済」「セカンドチャンス」の適用範囲はかなりフワッとしたものになっているような気がした。(個人的にもともと「ありのまま」がわからないというのもある。)
「知性や能力がなくても」とせりふではっきり言っていたけれど、ロケットは天才なわけで。ロケットには本質的な欠点がないから「熊の場所」に戻るという壁を用意せざるを得ないんだけど、ここまでひどい目にあってていくら自分のためとはいえそれをさせなければいけないだろうか?とは思ってしまった。逃げてもいいし、代行してあげるよ、と言ってあげたい。まぁいろんな意味での卒業回だからしかたないと思うし、それを押し切るエモをジェームズ・ガンは持っているのだけれど。

そのせいか、実は今作最もわくわくできて扱い方もしっくりきたのはガモーラでした。着地の仕方も大好き!本当にかっこよかった。

あとコスモね。かわいいかわいいつよいかわいい。

これで心置きなく、「ジェームズ・ガン船長についていきます!」という気持ちで、MCUからDCEUに乗り換えることになると思います。ディズニーが姿勢を変えない限り、そういうひとも少なくないのでは?という気がする。


★★★★

*1:もちろん曲名はないしょにしてくれていた