バタフライ・エフェクト


映画史上最もせつないハッピーエンド
日記を読み返すと、その時点に戻ることができるという能力を持った少年が、幸せな未来を目指すお話。

原題:THE BUTTERFLY EFFECT
監督・脚本:デヴィッド・エリス / J・マッキー・グルーバー


「最近おもしろかった映画は?」という初対面トークで、「ちょっと前だけど『バタフライ・エフェクト』」という回答をいただくことが多かったので、今さら。

最初から引きこまれて、ぐわーっと一気に見れました。ひと1人をしあわせにするってたいへんだなあと改めて思いました。ひとがしあわせになるのにはたくさんの要因があって、それを1人がコントロールするっていうのはできないお話なんだなと。まして主要人物5人を、四方八方うまくおさめようとすると必ずほころびができてしまう。自分のせいで好きな女の子を不幸にしてしまうのでは?という葛藤はどことなく『シガテラ』を思い起こさせました。



涙を飲んでのラストは「オアシスキター!!!」。この曲のためのこの話じゃないだろうか?って思ってしまうくらい、ハマってました。

DVD特典には「Stalker Ending 」「Happy Sappy Ending」と名づけられた別エンディングが2つ入っていますが、監督がコメントで「これはないよ〜」みたいなこと言ってる通りでした。ディレクターズ・カット版収録のオリジナル・エンディングはさらに悲劇的でアメリカでNGが出たそうですが、気になる…。