Flow


第97回アカデミー賞長編アニメーション賞

監督・脚本・編集・音楽:ギンツ・ジルバロディス
脚本:マティス・カジャ
アニメーション監督:レオ・シリー・ペリシエ
音楽:リハルズ・ザリュペ


この日は娘(小3)&息子(5才)と『8番出口』を観ようとしたのだけれど、息子がおっさんをこわがりすぎて挫折。。。急きょこちらに切り替えました。

公開当時、劇場で観せようかとも思っていたのだけれど、家で観て正解でした。「人間はどうなっちゃったの?」「動物かしこいランキング~」「鳥(ヘビクイワシ)が一番頭いい!鳥が一番すき!」「おれだったらこうするね!」めちゃくちゃしゃべるじゃん。。。


明らかに宗教観やメタファーを感じさせたり、各登場人物がだいじな選択をしたりするシーンが多いうえに、正解がないので、話し合いが深まりやすい。小学校の教材にしてほしい映画だなと思いました。


めちゃくちゃ猫飼いたいんだけど、夫がアレルギー持ちなんだ。。。あと、犬はちょっと解釈不一致でした。


★★★

恋愛裁判


アイドルが恋をすることは罪なのか?
実際の裁判から生まれた「心」を縛るルールに迫る問題作

監督・脚本:深田晃司
脚本:三谷伸太朗
撮影:四宮秀俊
音楽:agehasprings


個人的に『LOVE LIFE』でさらなる飛躍を遂げたと感じた深田晃司監督なので、新作めちゃくちゃ楽しみにしていました。ただ、人生絶望予行演習映画監督でもあるので、かなり迷いもありました。昨年に引き続き、バレエと読書に時間を取られすぎているわたし。「映画で失敗したくない…できれば気分が良くなる映画を観たい…」というド保守なスタンスを振り切っての駆け込み。結果、観て本当に良かったです!


予想していたどのジャンルとも違っていて、びっくりした。恋愛ドラマでも法廷劇でもない……わたしにとっては、青春映画でありシスターフッド映画だった。そして描かれている世界はたしかに残酷だし地獄だけど、ふしぎなエンパワメント映画でもあった。奇しくも『LOVE LIFE』のコピーである「孤独を抱いて、自由になる。」は、この映画にもぴたりとあてはまる。


主人公の真衣はアイドルという長年の夢に恋していたせいか、アイデンティティが未成熟だ。恋人に「子どもかよ!」と指摘されるシーンがあるがまさに。一見クールで常識人に見えるのでわかりづらいのだが、海外修行から帰った敬や性的マイノリティの梨紗、事件を経て覚悟を決めた菜々香らに比べて、圧倒的に甘くてあいまいだ。そんな彼女が「恋愛」や「裁判」という通過儀礼を経て、自分でハンドルを握れるようになる過程は苦い。深田監督は色/道や川などの分断/agehaspringsによる超良曲など、あらゆる表現を使って追い詰めてくる。恋の魔法は溶け、夢や信念も揺らぐ。


真衣以外の登場人物の変化も興味深い。若さと自信にあふれていた敬が現実に着地し、菜々香は夢に全集中する。ヤマさんが暴走し、ファンがそれを止める。『LOVE LIFE』に引き続きいいなと思ったのは、どの人物の立場も思想も選択もまちがったものとして描かれていないこと。寄り添える余地があり、非を認めたらすぐに謝れるところ。とくに真衣が菜々香の実家を訪ねるシーンはよかった。「利用しないで」と指摘することも、「ごめん」と謝ることも、「言い過ぎた」と謝り返せることも。


ラストの真衣はとてもたのもしく見える。モラトリアムの方をうつくしく描く青春映画はたくさんあるけれど、この映画はトンネルを抜けたあとのすがすがしさが残った。ある意味すべてを失ってしまったとも言えるはずなのに、もう彼女は大丈夫だと思える。ハピファンのメンバーとはもう会うことはないかもしれないが、絆や共に追いかけた夢はたしかにあった。梨紗とは今後も助け合えることはあるかもしれないが、依存することはない。『僕の狂ったフェミ彼女』という小説に、彼氏が「正直さ、考えると怖くならない?将来、旦那も子どももいなかったら寂しいんじゃないの?」と問い、彼女が「その代わり、私がいるはず。」と答えるシーンがあるのだけれど、真衣はそのつよさを獲得したのだと感じた。


★★★★

新国立劇場バレエ団『ジゼル』@ ロイヤル・オペラ・ハウス (NHK Eテレ)


ありがとう、NHK……!昨年一番の心残りだった、新国『ジゼル』ロンドン公演をまさか地上波で観れるなんて……!

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わたしは、幼少期初めてバレエ観劇をした演目が『ジゼル』なのですが、正直演目として好きかと問われると微妙でした。だって。だって…

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…アルブレヒト、シンプルに胸糞じゃないですか…?あとジゼルもか弱すぎて好きじゃない……。なんだか地味でしんきくさい演目という印象でした。


でも、でも、心臓のご病気をされた米沢唯さんのカムバックが『ジゼル』だなんて、どこまでも運命的すぎるし*1、自分の中の『ジゼル』が塗り替えられるんじゃないか、と期待していたわけです。

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もちろん、その期待が裏切られるわけはない!すごく感動したし、テレビの前でこれだけ感動するのだから、現地で観た感動はどれほどか、とふるえました。


第一幕の唯さんは、とにかく純真無垢で可憐。全身から恋する乙女のオーラがあふれていて、観客にもアルブレヒトのことを好きにさせてしまう。

あまりのかわいさに、いっしょに観ていた息子(5才)は、ペザントの男女が手をつなぐ踊りで、「〇〇くんは~、この子と手をつなぎたい!」と唯さんを指名していました。よくわかってるじゃないか……。


ペザント パ・ド・ドゥは池田理沙子さん&水井駿介さんの安定の技巧派ペア。キレキレすぎて笑っちゃう。

第一幕での明るさや活気があればあるほど、第二幕との落差が悲しいと思うので、ペザントの盛り立てがつらすぎる。

そして、ついに訪れる「狂乱の場」。うぅぅ…ジゼルかわいそうすぎる。唯さんの演技が真に迫りすぎていて、思わずテレビの前で泣いてしまいました。
しかし、井澤駿さんのアルブレヒトも悪気ないというか、思慮は浅いかもしれないけれど、ジゼルと同じくらい青天の霹靂という風に見えて、嫌悪感を削がれる。


さて、お待ちかねの第二幕。もともとミルタ(精霊ウィリたちの女王)という役が大好きなのですが、吉田朱里さんの高速パドブレでの登場シーンには思わず鳥肌が……。ながら見だった娘(9才)と息子も「おっ!」という感じになり、「この子は幽霊なんだよね…?」とおそるおそる問うてくる。そう、こんなしずかな高速パドブレは現世の人間にはできないんだよ……。

一糸乱れぬ、ウィリ軍団も最高にかっこいい!『白鳥の湖』もそうだけど、シスターフッド感がたまらない。

体を限界まで使い切るように踊らされる中家正博さんのヒラリオンは不憫だし、第一幕ではアルブレヒトに憎めなさすら感じたけれど、完全に手のひらを返して「いいぞ!もっとやれ!」と思ってしまう。

この振付、めちゃくちゃ参加したい。


第二幕の唯さんジゼルは重力を全く感じさせず、ほんとうに儚い。第一幕でアルブレヒトの挙動に一喜一憂していた面影はなく、ただただ愛と悲しみと赦しがある。アルブレヒトを守る時だけ目に光が宿るけなげさ。透徹した完璧なジゼルと、その裏にある途方もない鍛錬と、すべてを踊りに捧げる覚悟で献身する唯さんが重なって、泣けてしまいました。

*1:ジゼルは心臓が弱いという設定

米沢唯 WORKSHOP @ YUNO BALLET


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もしかしたら「推しのレッスンを受けられるかもしれない」とは思っていたのですが、その日はあっという間にやってきてしまいました!

実は、告知があった後、すごく迷ったのです。今までこのような機会がなかったため、考えたことがなかったのですが、結論「わたし 推しの網膜に うつりたくない」

いろいろな人の意見も聞いてみました。

  • 陽の者Mさん:「幸せホルモン出るから絶対行った方がいい!」(「ですよね!」)
  • WSに誘ってみたレッスンメイト(わたしより全然上手な方):「そんな!唯さんに教わるなんておこがましいです!」(「ですよね!」)
  • オタクの友だち:「は?迷わず課金」(「ですよね!」)

「中級」の表示があったのもネックになっていたので、先生(ご自身も唯さんの大ファン)にも相談しました。曰く「人間的にもすばらしい方なので、(ついていけなくても)全然大丈夫!」。ということで、心を決めて参加することにしました!

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星美和さんの生演奏付きというのも大きかった。


さて、当日。めちゃくちゃに緊張しまくって、顔に特大の吹き出物が……。この年になってもまだまだ新しい経験がたくさんあるな。
せめてもの思いで、いっちょうらのレオタードで出かけます。

unoaのマーブル模様、いちばんのお気に入り。


スタジオ到着後、いの一番に先生にすがりつくわたし。「先生!わたし 順番覚えるか うつくしさにみとれるか どちらかしかできないと思うんですが!?」先生曰く「タレさん、唯さんのうつくしさのあまり、失神しちゃうかもね(ニヤニヤ)」「……!(しかねない!)」

スタジオに入ると、メゾネットで別回のWSを終えたジュニアの子たちとキャッキャしている唯さんを発見。ジュニアといっしょにいても全く違和感がない、ピュアな感じがとても印象的でした。

さぁ、いよいよレッスンスタート。今日は大人リーナのために、「使えるからだをつくるレッスン」をしてくださるとのこと。まずはストレッチから。やったことのあるストレッチでも、唯さん流の工夫やひねりが加えられており、かかとを押す力とアンデオール(股関節の外旋)が強化されそう。ピアニストの星美和さんもニコニコしながらストレッチに参加されており、心が和む。

バーレッスンへ移行。とにかく大人リーナが抜けやすい「引き上げ」や「脇」を見つめ直すようなアンシェヌマンの構成。両手バーでていねいにからだに意識を向けさせてくださる時間も多かった。真ん中に強くて細い体幹の線を一本つくったら、残りの外側は極力力を抜いて下に降ろすんだとのこと。プルプルしながらがんばる参加者たちを見て「つら~!みんなかわいそ~!」とケラケラ笑う唯さん。かわいい。

お手本は全てがうつくしく、正気を保つのがたいへんでしたが、とくにアラベスクやパンシェのうつくしさは尋常でなく、意識が飛びそうになりました。あとはやはりデコルテと背中のうつくしさが異常。やせているのはもちろんなのですが、ただやせてもこんなにきれいに鎖骨や背骨は出ないだろうという感動。ご本人も「男性とのパ・ド・ドゥで『内ももに締め折られる』って言われたりするくらい、バレリーナは内ももが強くなければいけないんです」と笑っていらっしゃいましたが、本当にアスリートのうつくしさでした。

あとは、星美和さんの生演奏の力。レッスン前に参加者の方に「美和さんのピアノは気分をあげてくれる」というお話を聞いていたのですが、まさに!唯さんの前で委縮しそうになるわたしに、「もっとのびて」とピアノでメッセージを送られているような演奏でした。Kバレエでたまに生演奏レッスンを受けるようになって感じるのは、アカンパニストにも強い個性があるということ。生徒をよく見て寄り添うように弾いてくださる方、アンシェヌマンをよく理解して強弱をつけて弾いてくださる方ー。星美和さんは、フレンドリーなお人柄やピアノを弾いている時の楽しそうな笑顔もあいまって、レッスンをすごくポジティブな空気に押し上げてくれるアカンパニストだなぁと感じました。大人気の理由がよくわかりました。



***********************



レッスン終了後には、トークショーと写真撮影も。Q&Aは先生が事前調整の上、唯さんがくじで引き当てる形式。さすが参加者もガチ勢で気合いが入った質問が多く、とても興味深かったです。印象に残ったものを覚え書き。


Q. いつも舞台の上で自然な表情でいらっしゃる唯さんですが、心がけていらっしゃることはありますか?
A. "Be Natural"とはどんな舞台でもよく指導されることですが、その境地にいけるまでひたすら積み上げる。

日本人は骨格/体型上、仙骨が落ちやすいというお話をされていました。欧米人はバレリーナでなくても仙骨が上がっている人が多いので、"Be Natural"でいられるけれど……。日本人としてバレエという西洋の芸術に挑む厳しさや努力の重みが伝わってきました。
表情については、やはりバレエは難しく、コンテの方がやりやすいとおっしゃっていました。


Q. 自己肯定感が低いのですが、新国で重責を担う唯さんはどんなメンタルで臨んでいらっしゃいますか?
A. 「人と比べない」「誰もわたしをジャッジできない わたしをジャッジできるのはわたしだけ」

かっこよすぎて泣きそうになりました。加えて、自分の足りない部分や人のアドバイスを取り入れる「冷静な頭」と、「自分のために踊っている」、という客観と主観のバランスを取りながら、というお話をされていました。質問者の方に「できそうですか?」と聞いていたのがかわいかったです。


Q. バレエ以外に熱中していることはありますか?
A. なし。無趣味です。

お休みの日に映画やお芝居を観に行かれることはあるそうですが、とにかく平日のスケジュールが凄絶。朝から晩までほぼストレッチ、その合間にレッスンやトレーニングや食事がサンドされている状態でした。そんなストレッチ魔の唯さんが教えてくださったストレッチ…、尊すぎる。


Q. 好きな役、やってみたい役はありますか?
A. いつでも今取り組んでいる役が一番好き。やってみたい役はなし。

やってみたい役がない、というのは、若いころはあったけれど、年を重ねるにつれ、いただいた役にひたすら真摯に向き合うという心持ちになってきた、というお話でした。「いつまで踊れるかわからない」「いま踊っていられることの喜び」という言葉は、大病をされた唯さんならではの重みがあり、わたしがいつも唯さんの舞台から受け取っている切実さが伝わってきて、ここでもまた泣きそうになってしまいました。
あとは、「自分にできるかできないかギリギリ」くらいの振付が好きとおっしゃっていて、攻めの姿勢がかっこよかったです。


Q. 自分が公演をプロデュースするとしたら、どんなものにしたいですか?
A. 東京のバレエ団を集結させてみたい。

「大人の事情がありそうだけど」「わたしが闇の力を手に入れたら」と笑っていらっしゃいました。「どのバレエ団もすばらしいレパートリーを持っているので、ダンサーをスイッチして観てみたいじゃないですか!?」と目をキラキラさせており、参加者のみなさんも首がもげるほどうなずいていました。唯さんの『ボレロ』、観たいです……!


Q. 「この楽器のこの音まで!?」と鳥肌が立つような音の拾い方をされていることがあるのですが、踊る時の音の捉え方で心がけていることはありますか?
A. いつでも音楽を聴いてから動く。

わたしの質問も引いてもらえました!質問が強火ファン丸出しでつらい。でも、すごくおもしろいお話が聞けました。
本番でオケが演奏するパートのどこを弾くかは、アカンパニストによって違うため、アカンパニスト次第で曲の捉え方や音の拾い方が変わってくるとのこと。それにレッスンで慣れておくと、本番どのような演奏が来ても対応できるようになるとのことでした。


サインまでいただいてしまった。こういう時のために今度はお写真も買っておこう。


ちょうどWS当日に、伝説の『ジゼル』ロンドン公演が放送されていて。録画を観ながら、「この方と同じ空間にいたのか…」とぼうっとしてしまいました。本当に夢のような時間でした。
そして、唯さんの意図通り、翌日は肩・脇と股関節周りに筋肉痛が来るという……。この痛みの位置を忘れないでいたい。

ヤンヤン 夏の想い出

生きるということ。愛するということ。


英題:YI YI (A One and a Two)
監督・脚本:エドワード・ヤン
撮影:ヤン・ウェイハン
編集:チェン・ポーウェン
美術・音楽:ペン・カイリー


2026年映画館初め。
若いころに一度観たきりだったのだけれど、受け取る印象が全く違っていて驚いた。若いころのわたしは、ティンティンやリーリーに心を寄せて観ていた気がするのだが、主人公はNJだったんだ。たぶん初見時には「おとな しょうもな」と思っていたような気がする。人間そんなに成長しないってことを知らなかったから。


NJ、ティンティン、ヤンヤンの初恋がパラレルに描かれることで、その年代でしか享受し得ない人生のうつくしさ、残酷さ、切なさ、ままならなさが鮮烈に浮かび上がる。ガラス越しだったり、いつもどこか遠くに置かれる視点が、郷愁を誘い、不可逆性を感じさせる。そして、全編にわたって死のにおいと不穏さが漂うため、油断ならないし目が離せない。


NJがヤンヤンを自分に似ていると思っているところにもかなりぐっときた。おそらくヤンヤンと同じく稲妻に打たれたように恋に落ちたNJが、結局は「うまくいかない」という悟りの境地に達する。それはNJの妻が新興宗教での生活を経て得た諦観にも似ている。


あとは、太田の人間力な……。初見時も「これは演技なのか!?それともイッセー尾形自身がこういうひとなのか!?」と動揺した気がするのですが、今回も全く同じように動揺しました。


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毎度、エドワード・ヤン監督作は音楽もすばらしいな、と思うのだけれど、本作は音楽と美術を同じ方が担当されているのかー!とくに目新しい曲や意表を突く選曲というわけではないのに、毎回すごく心に残るのがとてもふしぎ。


★★★★★

KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ

監督:マギー・カン、クリス・アペルハンス


やっと観れた!娘(9才)&息子(5才)といっしょに吹替版を鑑賞。年末年始にちょうどいいやつ!

わたしもこんな年末年始を望んでいたよ…。そんな夢は叶わず、わたしは旅先で息子がまいた消火器の後始末をしていたんだ……*1。知ってた?消火器の粉って目の覚めるようなピンク色なんだぜ?休みにゆっくりすることを目指して年末を走り抜けたけれど、休みって日常よりはるかに忙しいということを忘れていた。ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね。

それはさておき!とにかくHUNTR/Xがかわいくてよかった!娘も学校に仲良し3人組がいるのだが、冒頭からあっという間に自分たちに当てはめて楽しんでいた(ちなみに娘はゾーイ)。アイドルに限らず、女子って3人になるとなぜかあんな感じのキャラ分担になるのふしぎ。衣装や武器のチョイスもとても納得感がある。そして娘は自分を能天気&元気担当と自認してるの笑う。

親子でもわたしはミラ(クール)推し、息子はルミ(センター)推しと割れていて、3人のキャラ造形の強さを感じた。


おとなとしては、Kポ界の闇やファンダムのあり方のメタファーにちょっと神妙な気持ちになる側面もあった。

文化盗用ぎみだったり、親子関係が投げっぱなしだったり、友情やジヌの過去の描き方が浅かったり、曲の配置に難があったり、と色々と始末が甘いところはあるにせよ、「ありのままの自分を受け容れる」というストレートなメッセージは強かったです。青虎グッズ欲しい!


あとは、なにしろ曲が良かった。大ヒットした"Golden"も良いけど、わたしはオープニングの"How It's Done"が一番好き。


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なので、前半に強い曲が集中してしまっていて、後半それを超える曲がないのはかなりもったいないなと思いました。やっぱり勝負曲が"Golden"であるべき。


★★★

*1:息子は宿のスタッフに「しょうかしてごめんなさい」とあやまっていた。かわいいけどぜんぜん正しくない。そして「どうしてこんなことに…」というわたしのつぶやきに対し、「きいろいせんをぬいた…」と返していた。それを問うてるわけじゃない

2025年の音楽をふりかえる

ecrn awardに投稿しました!
https://ecrn.web.fc2.com/tally25.html


よかったアルバム
聴くたびに「アーーーよい!アーーーすき!」となっていました。
踊れるんだけど、TOKiMONSTAならではの知性や繊細さが感じられて唯一無二。今年一番聴いたアルバム。



最初そんなにハマってなかったんだけど、気づくとずるずる聴いてしまっていた。まだこのアルバムの本当のすごさをわかっていないまま聴いていると思う。PTA映画にも出ちゃってさぁ!



今年はすごく読書がはかどったので、読書に合うアルバムもよく聴きました。落日飛車は精力的に活動してくれていて、本当にありがたい。来日行きたいけど平日なんだよなぁ。




去年に引き続き、DJ Lycoxもよく聴きました。やっぱりこの人の曲コンテ映えすると思うし、めちゃくちゃかっこいいと思うのですが…。こういう系統の曲どんどん聴きたいんだけど、なかなか見つからない。ご存知の方おすすめください。



つよくてかっこよくて中毒性がある



声大好き。Next Rina Sawayama的良さ。



あと、FKA twigsってわたしがめちゃくちゃあこがれるべき人じゃん!と改めてハッとしました。踊れて、世界観がある、音楽家


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今年は夫が車を買ったので、ドライブに合うアルバムもよく聴きました。



今年はけっこう好きなアルバムが多かったので、以下列記。



















よかった曲

  • TOKiMONSTA - Enjoy Your Life


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  • 柴田聡子 - Passing


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  • Sam i - Perfect (with Sia) ft. Tropkillaz, BIA, and Mc Pikachu


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  • KAYTRANADA - DO IT! (AGAIN!) feat. TLC


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  • FÄM feat. Xxjulía - Small Steps


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  • JENNIE - like JENNIE


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  • no na - superstitious


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子どもお気に入り枠


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  • 米津玄師 - IRIS OUT


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もはや毎年言っている気がするけど、今年は本当に大変だったよ……。洗濯機が壊され、エアコンが壊れ、太陽光発電を導入し、車庫証明が取れず、娘が一瞬不登校になり、息子が警察のごやっかいになり、夫と深刻な仲たがいをし、祖母が亡くなり、と気が休まることがなかったです。
1/15にはDavid Lynchが、4/13にはjjjが、10/14にはD'Angeloが他界した。ずっとかなしいし、ずっと信じられない。
しかし、ストレスとは裏腹に、なぜか慢性胃炎が消滅。健康なからだ、プライスレス!バレエと読書、友だちとの会食がわたしを生き延びさせてくれました。来年もよろしくだよ。