ジャンゴ 繋がれざる者

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南北戦争直前の1858年、アメリカ南部。奴隷ジャンゴは、元歯科医のキング・シュルツとタッグを組むこととなり、賞金稼ぎの道へ。絆を深めた二人はジャンゴの妻ブルームヒルダを、農園の領主カルヴィン・キャンディから奪還する作戦を練るが・・・というお話。
第85回アカデミー賞脚本賞

原題:DJANGO UNCHAINED
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ロバート・リチャードソン
編集:フレッド・ラスキン
衣裳デザイナー:シャレン・デイヴィス


いやーーー、最高だったっす!手に汗握り、腹を抱えて笑い、拳をふりあげ、と今回も見事に躁のジェットコースターに乗せてもらいました。ノレなかったひとの言い分もわかるし、わたしの周りも乗車率50%くらいなんだけど。もうこれは理屈じゃない。タランティーノのヒップホップ精神と性が合うんだな。

タランティーノ史上でも最もシンプルでストレート、かつ娯楽要素の強い部類の作品ながらも、安易に白VS黒にしない配慮や、肌の色も史実も常識も全く関係ナシの徹底的な勧善懲悪のスタンス、本人を含めた出演シーンのバランスなど非常によく練られていて、感心しました。
わたしは『デス・プルーフ』が一番好きなんだけど、新作になればなるほど巧くなってる感はある。

あとタラ映画の特徴としてよく「長い駄話」が挙げられたりするけど、わたしにはそうは思えない。せりふのひとつひとつが気が利いていて、キラキラと磨き抜かれているじゃないか!そしてそれを活かしきる俳優陣のスキルフルなフロウ!!「駄話」だなんてとても言えないよ。

誰のせいでもないけど、惜しむらくは、クリストフ・ヴァルツレオナルド・ディカプリオの出来が良すぎて、ジェイミー・フォックスが霞んでしまうこと。でもそんなジャンゴを後押しするかのようなRick RossとJames Brown / 2Pac使いは、タラの心意気を感じたし、血が熱くたぎりました。

  • 100 Black Coffins - Rick Ross




\ありがとう タランティーノ/!


★★★★