オール・アイズ・オン・ミー

f:id:tally:20181222195223j:plain


HIP HOP界の頂点に立ち、その最大の犠牲者として
25歳でこの世を去った<<2 PAC>>真実の物語。
彼の死は、今なお謎に包まれ、
彼の詩は、今なお世界を変え続けている。

原題:ALL EYEZ ON ME
監督:ベニー・ブーム
撮影:ピーター・メンジース・ジュニア
編集:ジョエル・コックス
音楽:ジョン・パエザーノ


2 PACの楽曲と人生だけで、そりゃあもう「映画」になってしまうわけですが。やっぱり映画として魅せるなら、テーマやクライマックスに焦点を絞らないと…と思いました。どのエピソードも惜しくて切れなかったのかな。まぁ主演のディミートリアス・シップ・Jr さんのたたずまいだけで充分ごちそうなので文句は言えないかな、とも思いつつ……。

あ、あと、シュグ・ナイトの描き方が良かったな〜。凄惨な暴食リンチを見せつけたあげく「みんなデザートはどうだ?」とかスイートな曲に苦笑いしながら「ごつい曲をかけろ」とか。シュグ様黒幕説を匂わせたり、そのおそろしさをたっぷり感じさせつつも、暴力だけでなしに人を惹きつける魅力や茶目っ気の描写は、たぶん実際のシュグ様もそうなんだろうなー、という説得力がありました。


★★★