人生は思いがけない驚きを運んでくる
老いたドン・ファンが「自分の息子を産んだかも知れない昔の女」を家庭訪問して回る、ロード・ムービー。
原題:BROKEN FLOWERS
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
音楽:ムラトゥ・アスタトゥケ
終始、にやにやのクスクス。ジャームッシュにはいつも「う〜ん、やられたなぁ!」と思わされてしまいます。話はどこにも行き着かないんだけど、なんかぐっときてしまう。
今回、主人公のビル・マーレイはほとんどせりふがないものの、会話の妙・間の妙・視線の妙がすばらしかったです。フレッド・ペリーのジャージが無性に欲しくなったよー、色違いで…。
音楽は隣人が「旅のお供に」焼いてくれたCDをずーっと聞いてるという設定なのですが、このエチオピア音楽がまたステキで…!!
★★★★