レ・ミゼラブル


愛とは、生きる力。
世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に。
第85回アカデミー助演女優賞

原題:LES MISERABLES
監督:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』)
撮影:ダニー・コーエン
編集:クリス・ディケンズ / メラニー・アン・オリヴァー
音楽:クロード=ミシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユーゴー『LES MISERABLES(レ・ミゼラブル)』


新年一発目にふさわしい映画よ。158分全編ミュージカルで、しかも『レ・ミゼラブル』って・・・ぐったりさせない手腕がまずすごいなと!『英国王のスピーチ』と併せて、トム・フーパー監督は、堅実なエンターテインメントを撮るひとだな、と思いました。納得いかないところも多少はありつつも、クライマックスや見せ場で収支決算黒字にまとめあげるかんじ。ちょっと八方美人のきらいはあるけど。

今作はとにかく「歌の力」で感動を勝ち獲った成功作かと。全編ミュージカルじゃなかったら、逆にあんなに感動しなかったと思う。

ちなみに一番ぐっときたのは、宿屋の娘・エポニーヌ*1で、一番イラッときたのは、アマンダたんの彼氏・マリウス*2でした。エポニーヌを赤提灯に連れていって、「アンタはマリウスにはもったいないよ!」って泣き合いたい(like サニー)。。。
あと、『ブロークバック・マウンテン』以降のアン・ハサウェイのキャリア盤石ぶりパないわー。


★★★

*1:あんなしょうもない両親の下に育って、きちんとひとを愛せるなんてちょうリスペクト!ビガップ!!

*2:あんなに仲間が死んだのに、しれっと出戻りとかとんだ柔軟性!マザファキボンボンうらやましい!!