キラキラしてたい
ハリウッドのクローゼットを荒らしまくったティーン窃盗団
原題:THE BLING RING
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
撮影:ハリス・サヴィデス / クリストファー・ブローヴェルト
編集:サラ・フラック
音楽:ブライアン・レイツェル
原作:ナンシー・ジョー・セールズ『The Suspects Wore Louboutins(ルブタンを履いた容疑者たち)』
Based on a True Story.
観たかったソフィア・コッポラとはちがった。ティーンの刹那的な過激さや空虚さを描いている点やいやというほど反復を用いる手法は、『スプリング・ブレイカーズ』とよく似ているけど、どちらかと言うとハーモニー・コリンの描き方のほうがすきかも。
もちろんそこここにソフィア・コッポラらしいセンスの良さや淡くてまぶしい瞬間を捉えたカットはあるのだけど。すごくおしゃれでゴージャスな再現ビデオみたいだ。今回はやけに目線が冷たく感じられる。なんとなく「ふつうの」おとなが現代の若者を視るような視線。若者なんていつの時代もやってること・抱えているものは似たりよったりだし、自分もそんな時代を通過してきたはずなのに。出産を経て、ついにソフィアはおとなになったのかもしれない。
とは言いつつ、とくに音楽はほとんど自分のiPodに入ってるものだったりして、すごくたのしかった!*1〆がFrank Oceanの「Super Rich Kids」だったのは反則すぎる。
予告編でも使われてたこの曲も最高だった。
★★★