お伊勢参りへ行こうぜ ベイベー
監督・脚本：宮藤官九郎
音楽：ZAZEN BOYS
原作：しりあがり寿
面白かったんだけど、詰め込みすぎかなぁーと。
前半がすごい爆走してるので、このままだと２時間以上ももたないなとは思っていたのだけど、歌の宿を越えたあたりから、自分の中でダレてきたというか。映画の方も徐々にシリアスな局面を迎えて、テンションダウンをしていくので、余計に…。噂の荒川良々にも100%は乗り切れず無念。思い返すと、発想はキレてるし、よくよく考えられた映画だなぁとは思うのだけど。
「愛」とか「リヤル」とかメッセージ性は強いのに、心に残らないっていうか。コレ夜中に観れば良かったなぁ〜と心から思います。真夜中だけあって。
キャストはとっても良かった。脇の豪華さはもちろん、主役２人がむちゃくちゃ可愛く見えてびっくりしました。長瀬さんあんまり好きじゃなかったし、弥次さん役やるって知った時も、反発を覚えたけど、実際とてもよいコンビでした。七之助がスゴイ。演技を〆すぎていて、七之助が出ていないと、場がダレるくらいだと思った。テンション上がったのは、ヒゲのおいらんと、麻生久美子のももからおしりにかけての曲線美！！
あと向井秀徳の声にやっぱりキュンと来た。『恋の門』のサンボマスターもぴったしだったけど、こっちも素晴らしい。貴様に伝えたい♪っていう歌がすごくよかった。
★★★
