アリス・イン・ワンダーランド

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世界はもう、マトモではいられない・・・。
不思議の国のアリス」の後日譚。19才のアリスが救世主としてアンダーランドに戻ってくる。

監督:ティム・バートン
脚本:リンダ・ウールヴァートン
原作:ルイス・キャロル
音楽:ダニー・エルフマン


自分、ティム・バートンにはそれほど思い入れない(ていうかTB作品を読み取る能力がない)のですが、それでもかなしかったなぁ。各地で言われているフリークスのあつかいがやっぱり。。。

勧善懲悪はきらいじゃないんだけど、今回善側に描かれている白の女王はしたたかで悪辣に思えるし、その人間性もよくわからないままーまして現実感のないまま白の女王に加担する主人公が全然すきじゃなかった。(白の女王はなんとなくうちのおかんに似ててすきなんだけどね。)赤の女王の行動原理だけが光ってて、ついついアカ寄りになるけど、それもこの登場人物の中だからってのが大きいかも。
オチはあまりのことに吹きましたwwいっそすがすがしいか。おまえの「豊かな想像力と世界を広く見渡す力」てそゆことw!?

そもそもわたしが「不思議の国のアリス」ですきなのは、等しく不条理なところとそれゆえの自由さなので、その世界観に成長だとか統治だとか持ちこまれるのが、もうきもちわるかった。

ビジュアルもなー。きれいだったし、衣装も超かわいかったんだけど。。。原作がぶっとんでるので、それを具現化してもあんまりびっくりしない。豪華絢爛なRPGってかんじ。唯一チェシャ猫のかわいさが神がかってた。あの質感!お気に入りのキャラクターだっただけに、あいつだけには中立・不条理を貫いてほしかった。


★★