常識を打ち破る理論で 野球を変えた ひとりの異端児の闘い。
貧乏球団オークランド・アスレチックスのGM、ビリー・ビーンが出塁率重視の「マネーボール理論」で、野球界に革命を起こす。
原題:MONEYBALL
監督:ベネット・ミラー(『カポーティ』)
脚本:アーロン・ソーキン(『ソーシャル・ネットワーク』) / スティーヴン・ザイリアン
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:クリストファー・テレフセン
音楽:マイケル・ダナ
原作:マイケル・ルイス『Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game(マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男)』
タイトな編集と脚本できもちよく観れたけど、
びっくりするほどド地味な映画。ブラピで精一杯華を添えてるけど、本来ブラピも決して華やかな俳優じゃないし。
映画らしい、まっとうな佳作という意味で『英国王のスピーチ』に、意表をつく切り口と対象との距離感、意外なさわやかさという意味で『インビクタス』に鑑後感が近いかも。スタッフの腕のたしかさがかっちり伝わってくる映画というか。これくらいのクオリティの映画に当たり続けられたらしあわせだなあ、みたいな。
★★★