ザ・インタープリター

f:id:tally:20181231030522j:plain


哀しみは、これで終わりにしたかった
ニコール・キッドマンがアフリカ出身国連通訳役で、ショーン・ペンが妻を失ったシークレット・サービス役、さらに史上初のニューヨーク国連本部内での撮影!

原題:THE INTERPRETER
監督:シドニー・ポラック
脚本:チャールズ・ランドルフ / スコット・フランク / スティーヴン・ザイリアン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード


娯楽サスペンスとしては面白かったです。最後まで話が2転3転するし、役者陣の演技が締まっているので、だれることなく観れました。(ショーン・ペンのプチ泣き芸の多さはちょっとうざかったけど。)

ただテーマが重いわりに内容が軽いかな〜と。アフリカ政治にまつわる、「民主化という名の部族対立」、「復讐の連鎖」が上手く盛り込まれてはいるのだけど、その「痛み」みたいなものがもっと伝わってきたらいいのに、と思いました。
ラストも国際社会がトップダウン型に1人を裁いたところで、第2・第3のズワーニが出てくるのは止められないんだ、ってとこをもうちょっと強調してくれたら深みが増すのになぁ、と。

これで大学の時はアフリカゼミだったんで、うるさいですよ。


★★★