ブロークバックマウンテン・アゲイン

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2回目?しかも『クラッシュ』じゃないのー?という感じですが…。券があると言われては行ってしまいますとも。
あとそれとは別にヒース・レジャーの演技がどうにも心に残ってしかたないのと、わたしが「年に数回の行為だけじゃ耐えられない」等のセリフに固執するのをドラちゃん(妹)におこられたからです。ドラちゃん曰く、「あれはすごくいい映画」だと。同性愛モチーフなのに、押しつけがましくなくまっとう。ゲイ映画なのに、女の描き方にも骨がある。「私がアカデミー会員ならやっぱり作品賞はブロークバックで、クラッシュは脚本賞」と。

おー、なるほどー、ほんとだー、と思いながら観る2回目。駄目長女。
ラリーンは全部わかっていて、あのラストだと思うとすごい男前だ。しかし『カポーティ』まだ観てないんでわかりませんが、ヒース・レジャーにオスカーあげてもいいよなぁと思う。このヒース・レジャージェイク・ギレンホール、そしてユアン・マクレガーで最終オーディションを争ったんだから、『ムーラン・ルージュ』ってすごいねえ!3人ともすごくいい役者ですもの。

この映画を観るにあたって思いだすのが、昔つきあってたひとが異様にゲイもてするひとで、専門学校時代、男前かつリッチな同級生に「いつでも囲うよ」と口説かれていたこと。わたしはその同級生に数回しか会ってないのですが、なんとなくウマがあって、すきだったなあ。そのひとが「俺は女も男もいけるから言うけど、行為という面で言えば断然男の方がいいよ」となぜかわたしにレクチャー。「へーーー!!!」とカルチャーショックを受けたことを思い出します。この思い出がなければ最初からもっと普通にこの映画を観れたんじゃないか、とぼんやり思ったりします。