SR サイタマノラッパー

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レペゼンサイタマ 北関東代表 アメリカまで、8000マイル―
レペゼン深谷の甘酢でほろ苦な青春ヒップホップ映画。

監督・脚本:入江悠
撮影:三村和弘
音楽:岩崎太整
HIPHOPアドバイザー:RTR


昨年末、口ロロの「ヒップホップの初期衝動」を聴いていて、イントロの「俺らSHO-GUNG」で「やっべ!サイタマノラッパー観てねえ!」と思い出し。矢もたてもたまらず、ノライヌフィルムに問い合わせ。そしたら入江監督自ら「2010年頭に東京でリバイバル上映をする予定」「5・6月頃にDVDが発売になる予定」の旨、ていねいなお返事をくださいました。
そんなわけで待ちに待ったリバイバル下高井戸シネマ
期せずして\1000デー。ほぼ満席でした。帽子率、フード率高し。おしゃれ男子が多かったような気がします。出演者も来てたよ。

よかった!よかったよ〜。もう最初から登場人物たちをぐっと好きになってしまった。この時点で負け。正直リアルなともだちにSHO-GUNGメンバーのような男子ってあんまりいないのだけど、それでももうなんか完全にともだち気分。あのぼんくらな会話。絶妙なキャラ。80分間喜怒哀楽を共にしてしまったし、同じように挫折とかやりきれなさとか味わってしまったし、「がんばれ!がんばれ!」って、拳をにぎって応援してしまった。

ラスト、主人公のIKKUが今までなかった「ほんとうに伝えたいこと」をラップするその様がちょうぐっときた。愛だろ、愛!笑いながら泣いてしまった。SHO-GUNGが今後どう転ぼうとも、わたしにとってはもうたいしたことじゃなく、今のこの瞬間がなにものにもかえがたく。テンポとか全体的にもっとよくなる要素はたくさんあるとも思うけど、なにしろこのラストにつまったいろんな感情は忘れがたい。もう1回泣き笑いしにいきたいな。


★★★★