- アーティスト:BBH (BUSHMIND + STARRBURST + DJ HIGHSCHOOL)
- 発売日: 2012/09/05
- メディア: CD
ごめんなさい。やっぱりこれ1位にするかも 2012。
なんというか脳のコリがときほぐされるマイアミ感(てきとう)。Cloud Rapの流れを継ぎつつ、とくに陽/暖/カラフルな側面が強調されてる。そこはかとなく香る茶目っ気がなんとも言えずいい味出してるし、映画ファンとしてはサントラ感もたまらない。
EYESCREAMのインタビューで『三人の騎士』が挙げられていて、ものすごく納得がいった。
一部のStonerがそうであるように、このアルバムを欲するひとって意外と根がクソ真面目な気がする。S.L.A.C.K.とか見ててもそうだけど、ほんとうにてきとうなひとは自覚的に「てきとう」をやる必要がないと思うから。
しかしこのアルバムが打ちだす「ゆかいな冒険」感とはうらはらに、音楽に関してどんどん冒険しなくなっているわたくしですので、もうSEMINISHUKEI周りのMIXだけ買ってりゃいいんじゃないか、って気もします。
- アーティスト:NAS,エイミー・ワインハウス,コカイン・80s,ラージ・プロフェッサー,リック・ロス,メアリー・J.ブライジ,アンソニー・ハミルトン,ミゲル,ヴィクトリア・モネ,スウィズ・ビーツ
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: CD
言うまでもなくクソかっこいいんだけど、ちょっと尺が長いような…。あととにかく先行シングル「The Don」に食らいすぎてたってのもアル。
MOVIE ON THE SUNDAY / PUNPEE
キタぜえーーー!Myアイドルの初作品集。
最近DJで見る機会の多いP様。もちろんDJのほうも他のDJでは出せないきらめきがちょうFreshなのですが、やっぱりわたしはP様のラップもだいすきなんだよ!
こんな曲やられちゃあね。ラップがうまいのは言うに及ばず、いま日本でこういう曲をラップできるひと稀少なんじゃないでしょうか。
PUNPEEはどうも自己評価が低すぎるような気がするのですが、わたしにとって高田兄弟は、(乱暴な例えだけど)タッチ・上杉兄弟で。PUNPEE本人も「優性の弟/劣性の兄貴」という言い方をしたりするけど、早熟でストイックな弟に対して、才能だけなら弟を凌ぐ大器、といったイメージです。
全体に映画好きのPUNPEEらしく、小ネタ/小技がてんこ盛りで、まさしくタイトル通りの日曜日のゆるたいヴァイヴスに満ちあふれた、雑然としたたのしい作品。でもわたしは件の通りの評価なので、次はもっとシンプルに勝負したところも見てみたいな、と思います。とくに「アイデン&ティティ feat. B.I.G.JOE & 仙人掌」〜
「Kingdome(Mash Up)/ISSUGI」の流れがぐっとタイトなのがよく効いてるし。