原題：HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE
監督：クリス・コロンバス
脚本：リチャード・フランシス
「大作の映画化」という点では同じだけど、『ロード・オブ・ザ・リング』とは正反対の手法。「指輪〜」の方は原作を大胆にカットした代わりに、キャラの細かな言動に性格や特徴が表れていて、１回目より２・３回目、原作を読めばさらに楽しめる作品。対する「ハリポタ」は原作に厳格に忠実。原作のダイジェスト版。観るのは勿論１回で十分。映画が原作に引っ張られすぎて、負けちゃった感があります。
しかし、この映画はものすごいひいきっぷりですよ。ハリー君に対して。ドラコ・マルフォイが可哀相になってくる程、皆ハリー君サイドですよ。ストーリー展開全てがハリー君の都合で動いてますよ。そこらへんアメリカ的なものをごっつい感じたね。（原作はそうじゃないところが面白いんだけどナー。）
と、まァ珍しくけちょんけちょんなわけですが、それでも★３つなのはなぜなぜ？それは結局あっしが夢見がちだからです。確かに話はご都合主義的ですが、映画的には正解なのでしょう！セットを贅沢に使ってて、盛り沢山。お安いお値段で、ディズニ―ランドに行ったかのような気分を味わえちゃう。まあ！奥様お得ですわ。２時間半は長いけど、コレ観ながら寝ちゃっても、何だか楽しい夢見れそうな感じっしょ？
★★★
