WALL・E / ウォーリー


それは、700年の孤独が生んだ「奇跡」― いちばんの 願いは、誰かと手をつなぐこと
第81回アカデミー長編アニメーション映画賞

原題:WALL・E
監督:アンドリュー・スタントン
製作総指揮:ジョン・ラセター / ピーター・ドクター
音楽:トーマス・ニューマン


ゴミだらけの地球をただひとり掃除しつづけるロボット・ウォーリー。700年の孤独の元に舞い降りた最新型の彼女・イヴ!ボーイ・ミーツ・ガールから地球の未来を左右するアドベンチャーへ。キャリア系ツンデレ女子×乙女系ボンクラ男子。このカップリング、全世界共通の風潮なの??

隙がなさすぎて、かわいげがないくらいの作品でした。ピクサークオリティは毎回そう思ってしまうのですが、今回は特に死角なし。エンドクレジット(はんぱねえ!)まで全く手を抜かない全力投球ぶり。吹き替え版をつくる必要ないんじゃないかというくらいの詩情あふれる圧倒的なアニメーションの力。「うわあぁぁぁ」とみとれてしまうシーンがいくつもありました。

思わず脊髄反射なかんじで泣いてしまった、「ツァラトゥストラはかく語りき」のシークエンス。我ながら「なんでここで」と笑いながらも、がっちりロックされて泣いてしまいました。


★★★