ハドソン川の奇跡

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155人の命を救い、容疑者になった男。
乗員乗客155名。上空850メートル。全エンジン停止。
大惨事から全員の命を救った機長が、なぜ一夜にして容疑者になったのか――。

原題:SULLY
監督:クリント・イーストウッド
脚本:トッド・コマーニキ
撮影:トム・スターン
編集:ブル・マーリー
美術:ジェームズ・J・ムラカミ
衣装:デボラ・ホッパー
音楽:クリスチャン・ジェイコブ / ザ・ティアニー・サットン・バンド
原作:チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー / ジェフリー・ザスロウ『Highest Duty: My Search for What Really Matters(機長、究極の決断)』
Based on a True Story.


96分というタイトさで「アメリカ」を映しとる鬼渋さよ!
原作ベースで、トム・ハンクス主演。静かに熱い「仕事人」の美学と友情を描き、抑制されつつもさわやかなカタルシスがある点で、『ブリッジ・オブ・スパイ』と非常に近い感触。

予告の時から思ってたんだけど、CAの人たちが"Brace, brace, brace! Heads down, stay down!"と声をそろえているのが妙にかっこよく、しかも事実3人が50才以上だったという良さ。

エンドロールに映る実際のサリーがどことなくイーストウッドに似ていて、それもまた楽しかった。
飛行機描写を堪能できるのはもちろん、船やらヘリやらも総出動で、のりもの映画としてもアガる。


★★★★