ライラの冒険 黄金の羅針盤

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その針は教えてくれる。

原題:HIS DARK MATERIALS: THE GOLDEN COMPASS
監督・脚本:クリス・ワイツ
原作:フィリップ・プルマン
音楽:アレクサンドル・デプラ


仕事柄たぶん読んでないとマズイけど、原作未読。でもおもしろそう。ライラの世界では、人の魂は肉体の外に住み、動物の精霊(ダイモン)の形をなして、そばにいるのです。サイコー!

たいへんな世界観だから仕方ないと思うけど、編集が荒かったです。エピソードとエピソードがブツ切りなかんじ。リドリー・スコットが「ダイモンなしならやってもいい」と言ったらしいですが、なんの映画になるんですか、それは。ちょっと興味あります。PJがやったらどうなったかな?という思いが、ちょっとよぎりました。

ダイモン欲しいな・・・と愛犬に思いをはせましたが、


考えたらけっこうコワイ世界だなあ。自分の本性が丸見えって。劇中にもカマキリのダイモンを持つ男とか出てくるんだけど、やっぱ友だちになりたくないじゃん!ヒョウとか白鳥のダイモン持っててほしいじゃん!

ニコールが「名前からして・・・」と言っていましたが、ダコタ・ブルー・リチャーズの大物感がすばらしかったです。ライラが飄々としたキャラで、悩まずさくさく、時に衝動的に行動していくヒロイン像なので、ばっちりハマってました。衣装もかわいかった〜。なにしろニコールとの相性もよかった。ニコールの役は「ただの悪者ではない」、原作ではわりと深いキャラらしいのですが、映画ではかなりカットされているので、難しそうだった。存在感とダコタと一緒にいる時の画だけで、説得力を持たせていたのがさすがでした。


★★