現実（ニッポン）対虚構（ゴジラ）。
脚本・編集・総監督：庵野秀明
監督・特技監督：樋口真嗣
准監督・特技統括：尾上克郎
撮影：山田康介
美術：林田裕至 / 佐久嶋依里
スタイリスト：前田勇弥
音楽：鷺巣詩郎
キターーー！！！快哉を叫びました！この熱量と情報量！昨年の『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』を観た時の圧倒的な昂揚感を思い出しました。
「とにかくゴジラをかっこよく撮ってくれれば文句は言うまい。そして庵野＆樋口監督ならそこは間違いなくやってくれるにちがいない」と「だけど、予告編以上のものが果たして出てくるだろうか……」という思いを抱えていたのは、わたしだけじゃないはず。
ところが、庵野組の志はそんな生半可なものではなかった。（ごめんなさい）とにかく全編にわたってエンターテインメントへの真摯な姿勢と「なめんな！」という気合の咆哮を感じました。「日本」なめんな！「核」なめんな！そしてまさかの「官僚」なめんな！
職業柄、庵野監督はなんとなく左寄りかと思っていたので、この打ち出しにはびっくりしました。だからといって右とか主戦というメッセージではなく、3.11以降、デモや左派のやり方に感じていた違和感がただただ見事に可視化されていたりして。真にリベラルを標榜するなら、若者よ外野に居るな、といった感触。
気ごころ知れた友だちと夜を徹して語り合いたいシーンだらけなのですが、
以下雑記。
- ゴジラでエヴァでウルトラマン！
- 怪獣とのりものをぶちこみまくった、男子鼻血ブー映画！
- 音楽最高すぎる！
- 都民にとって楽しすぎるロケーションの数々！（わたしの職場が火の海に！）
- ミサトさん＋アスカ＝石原さとみの「ガッズィーラ」！
- 秋刀魚のような眼をした第二形態かわいいよ！
- これでもかと経口投与されてる最終形態かわいいよ！
もっかい観るぞー！
★★★★★
