THE FIRST SLAM DUNK


原作・監督・脚本:井上雄彦


原作者しかなしえない剛勇な映画化にふるえました。わたしは湘北ならリョーちん推しなので、もうオープニングからエモが爆発しすぎて完全にのまれてしまった。あー!ただでさえ横並びの画に弱いのに!それで動いてくるーー!!しかもThe Birthday流してくるーーー*1!!!うわーん

連載時はやはり印象的な得点シーンが強く記憶に残りながら読み進めていたけれど、こうして実際の試合として均して観るとまた少し漫画とは違った印象が生まれるようでおもしろかった。

回想と試合のカットバックはものすごく的確でバランスが良かったと思うけれど、欲を言えば後半はもっと強弱をつけてスピード感を出した方が良かったと思う。あと宮城母は個人的にはちょっと苦手かも。

映画を通して一番心に残ったのは、やはり井上雄彦先生の描く線の美しさとバスケ愛。自分が好きなスポーツをこんなに絵が上手い人が愛を持って動かしてくれたらどんなに幸せだろう、とバスケを好きな人が謎にうらやましくなった。

基本的には漫画の内容を脳内で補完しながら鑑賞したため、初見の人(とくにメンバーの関係性を知らない人)がどう感じるのかは全くわからない。


★★★★

*1:アニメ全然観てないので主題歌に全く思い入れない勢