バンコクナイツ

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地獄でも超えて行ける
娼婦・楽園・植民地
タイの娼婦たちと日本人が織りなす 失われた桃源郷を取り戻すための旅が始まる―

監督・脚本:富田克也
脚本:相澤虎之助
撮影・照明:向山正洋 / 古屋卓麿
ヘアメイク・衣装:ピーヤー・ニヨム / ナンナパット・ワッタナー / ジャランポン
録音・DJs:YOUNG-G
DJs:SOI48


『サウダーヂ』と地続き!見応えあった〜〜〜!たっぷりと長尺を使って、どっぷりと観客を空気感に沈めていく。空族印の生々しい描写は健在ながら、舞台が日本からタイに移ったことで、その空気感はガラッと変わった。状況がしんどいのは同じなのに、甲府の閉塞感に対するイサーンのおおらかさよ。今作でもやっぱり登場人物が「ここではないどこか」を夢みていてもがいてもそこへはたどり着けないんだけど、『サウダーヂ』の切迫感や行き止まり感はなくて、まわりまわってちがう地に足を着けてしまった、という浮遊感。

主人公ラックの魅力、Soi48による音楽、得度式、アンカナーン・クンチャイのモーラムだけでも、脳がいい湯加減に。


stillichimiyaの面々の一撃必殺っぷりもあいかわらずサイコーでした。すいません すいますwww


★★★★