星になった少年/Shining Boy and Little Randy

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彼は、生きました。 夢に向かって急ぐように。
日本初のゾウ使いの少年・哲夢と子象ランディ、そして家族の物語。実話から生まれた感動の大作。

監督:河毛俊作
製作:亀山千広
脚本:大森寿美男
音楽:坂本龍一
原作:坂本小百合


この映画はかなり前から予告編を流していて、すごく楽しみにしていました。①動物が出てくる ②人が死ぬ ③坂本龍一の音楽 というだけで、もうおもうさま泣いてくれというムードがガシガシ伝わってきます。
昨日、泡盛呑みすぎて、目も顔もパンパンだったにも関わらず、決死のスッピン&大判タオル持参で挑みました。

まずは柳楽くんがとってもいい。タイと象と柳楽くんの取り合わせはすごく神秘的な雰囲気が出ていたと思います。この人の演技は上手くはないのだけど、画面に現れた時の存在感と感受性の強さみたいなものがただごとじゃない。

あとこの話は基本、「母と息子の物語」なのですが、母親役の常盤貴子もすごくよい。この母にしてこの子ありという感じで説得力がありました。パンフに哲夢さんの母親(原作者)が出ているのですが、常盤貴子が演じた感じと近いんではないか、と思いました。

物語の進行の仕方は、よくも悪くもひねりがなくて、映画というよりは2時間ドラマの様相を呈していたけど、よい映画です。素直に大泣きしました。


★★★