ブラックパンサー

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国王として守るか?
ヒーローとして戦うか?

監督・脚本:ライアン・クーグラー
脚本:ジョー・ロバート・コール
撮影:レイチェル・モリソン
編集:マイケル・P・ショーヴァー / デビー・バーマン
プロダクションデザイン:ハンナ・ビークラー
衣装:ルース・カーター
音楽:ルートヴィッヒ・ヨーランソン
音楽監修:デイヴ・ジョーダン


アフリカとかヒップホップとか、自分の血が沸き立つものが詰まりすぎていて…観ているあいだじゅう多幸感で胸がいっぱいでした。ワカンダ・フォーエバー!!!

まず、幕開けからして、1992年オークランド Too $hort「In The Trunk」とかもう胸アツすぎるし。さらに女カッタッパとか女天才科学者とか最高の悪役とか、ブラックパワーを象徴するかのようなスーツのギミック*1とか、滝にたたずみたすぎる儀式とか、もう目をキラキラさせながら没入してしまいました。


あとは、事前情報からキルモンガー一択になるかと思いきや、ちゃんとティ・チャラ陛下も好きになれるような丁寧さでバランスよくふたりを描いているのが良かった。二人ともに思い入れればこそ、ラストは本当に胸がはりさけそうになる。再誕シーンでも印象的なように、ティ・チャラが常に母なる女性たちに守られているのに対し、母不在のキルモンガーがトリップする場所については、もちろん涙なしには観られないのだけれど…。

惜しむらくは、アクションシーンの平坦さと政治描写の歪み。とくにフレッシュなアクション描写があったらもっとガッツポーズで絶賛できていたと思う。まぁこの監督が描きたいのはあくまでドラマなんだな、と納得できてしまうくらいには「好き」が詰まっていました。

追記:
個人にアレな面子が多い座談会の様子がやっぱりアレだったので、逆に安心しました。
https://www.fuze.dj/2018/03/culture-talk-about-bp.html


★★★★

*1:相手の暴力をMAXまで受けた上ではねかえす!