アメリカン・ハッスル

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奴らは生き抜くためにウソをつくー
1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を映画化。
FBIが詐欺師とタッグを組んで、政治家を検挙しようとするが……。

原題:AMERICAN HUSTLE
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:エリック・ウォーレン・シンガー
撮影:リヌス・サンドグレン
編集:アラン・ボームガーテン / ジェイ・キャシディ / クリスピン・ストラザーズ
音楽:ダニー・エルフマン
Some of this actually happened.


『世界にひとつのプレイブック』といい、この監督にはどうにも弱いとこ押されてしまう。登場人物が全員感情的で、問題抱えてて、だめなやつ。そのだめさ加減が自分を見ているようで、つい乗せられてしてしまうんだな この人情ドラマに。「だめでもいい!」まで甘くはないんだけど、「まぁいいんじゃない?」くらいは受け容れられてる気分。

とくにジェニファー・ローレンスの役が、「主に泣いてます」のゆっこみたいで最高だった。実際いたら相当近寄りたくないタイプの女なんだけど、キャットファイト後の泣きっ面なんて見ちゃったら、もうどうしたって親しくなってしまう。認めるのもしゃくなんだけど、自分と感情の起伏が似てるんだもの。

全編を盛り上げる音楽も最高でした。

これはサントラ欲しいやつ。


★★★