ハッピー・デス・デイ 2U


やっと抜けたと思ったのに、またハマっちゃったループ地獄。
今度は次元?!バック・トゥ・ザ・デス・デイ!
時を駆けるビッチがまた走るぅぅぅ!
ゲット・アウト』『パージ』のブラムハウスからまたプレゼント!
こんな続編観たことない!パラレルワールドでまさかの泣けるホラー降臨!

原題:HAPPY DEATH DAY 2U
監督:クリストファー・ランドン
製作:ジェイソン・ブラム


1が好きすぎて、おかわりがてら1・2通しで鑑賞してきました。1が入ってくるのが2年も遅れたのは由々しき事態ではあるものの、おかげで劇場で一気観できるのは、正直最高……!

今回は強くてニューゲームで、パラレルワールドで、BTTF!のっけからユニバーサルロゴがスプリットし、ニヤニヤさせてくれます。ジャンルはもはやSF青春コメディになっており、「監督!あなた絶対に!ジョン・ヒューズ大好きですね!(わたしもです!)」といった仕上がり。

以下ネタバレ

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ハッピー・デス・デイ


誕生日に殺されるなんて… え?しかも何回も?!
プレゼントは永遠に繰り返す<殺される誕生日>
時を駆けるビッチに明日は来るのぉぉぉ?
ゲット・アウト』『パージ』『ヴィジット』のブラムハウスからのプレゼント!
全米で予想外のNo.1大ヒット 
イムループでまさかの笑えるホラー降臨!

原題:HAPPY DEATH DAY
監督:クリストファー・ランドン
脚本:スコット・ロブデル
製作:ジェイソン・ブラム


最高かよ~!!!ホラー版『恋はデジャ・ブ』!時をかけるビッチ!

なにしろ『恋はデジャ・ブ』が人生ベスト級に好きなので、完全にわたし向き。かつ1975年生まれの監督とはおそらくぐっとくるものが似ているんだろう。のっけから、ユニバーサルロゴのループ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ゼイリブ』のポスター、Dumpstaphunkのラグラン、"Busy Day Birthday"の着メロ、ときて、大当たりを確信。そこからはずっと「やばい…すき…すき…」と目を輝かせ、ふるえながら観ていました。

以下がっつりネタバレ

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Girl / ガール


バレリーナになる。
この夢は、何があっても諦めない。
美しきトランスジェンダーの少女ララ。
イノセントな彼女がたどり着く、映画史上最も鮮烈で
エモーショナルなクライマックスに心震える感動作

英題:GIRL
監督・脚本:ルーカス・ドン
脚本:アンゲロ・タイセンス
撮影監督:フランク・ヴァン・デン・エーデン
編集:アラン・デソヴァージュ
振付師:シディ・ラルビ・シェルカウイ
美術監督フィリップ・ベルタン
衣装デザイン:カトリーヌ・ファン・ブリー
ヘアメイク:ミシェル・ベークマン
音楽:ヴァレンティン・ハジャド
Based on a True Story.


しずかに燃えるような すさまじい衝撃。
「もう観ていられない」と思うようなつらい描写も多く*1、決して万人にはおすすめできないけれど、わたしにはぐっさり刺さりました。涙が止まらなかった。

たしかにストーリーはなかなかにショッキングだけれども、描いていることはとても普遍的なことだと思う。思春期の醜形恐怖と焦り、理想と現実のギャップ、家族に対する感謝と疎ましさ、すきなことや憧れへの情熱と、それに一瞬手が届きかけた時の多幸感。

とにかくこの題材を描くのにバレエというモチーフが合いすぎている。「女の子」という型にはまること。1日レッスンを休むと取り戻すのに3日かかるという過酷さ。第二次性徴による変化でただでさえ効かなくなる身体。*2足をボロボロにするが、限りなく美しく優美なポワント(トゥ・シューズ)。

主人公のララを演じているのは、シスジェンダーのダンサー ヴィクトール・ポルスターだが、この事実だけでもどれほど大変なことかは想像を絶する。劇中で説明されている通り、本来ポワントは幼少期からじっくり慣らして履くものだが、この演者はララと同じ条件でポワントに取り組んだわけで、なおかつ今まで長年踊ってきた男性の踊りを封印して、全く異なる女性の踊りに挑戦しているのだ。
劇中で、ララは「自分を解放して」と教師に叱咤されるが、リミットははずしつつも、自分の中の男性性を抑えこみ、優美な女性性を表現するなんて、どれほど難しいことだろう。その困難な状況に、ララはしずかな微笑みをたたえたまま、ただひたすらにルーティンをくり返す。「今のままではだめ もっと努力しないと」と叱咤をくり返しつつも、ララを抱きしめてしまう教師の姿には、涙がこぼれてしまった。
ララはトランスジェンダーの役者が演じるべきという批判があったらしいが、それは盲目的な逆差別のように感じられる。このヴィクトール・ポルスターの演技を観てもなお同じことが言えるだろうか。それくらいヴィクトール・ポルスターの表情やたたずまいだけで胸に迫ってくるものがある。

「なぜバレエなのか?」という点を説明しないのも良い。ララの踊りが一皮剥けた瞬間の、ララや団員の表情、教師の賞賛の言葉だけで、バレエの楽しさや中毒性を雄弁に語っていると思う。*3

そして監督の出身地でもある、「世界一、トランスジェンダーへのケアが行き届いた街」と言われる、ベルギーのヘントのすばらしさ。家族や医師の受容度はもちろんのこと、嫌がらせをしてくる団員すら「トランスジェンダー」ではなく「頭角を現したこと」が動機として描かれていることに感動してしまった。ここのところ「カビくさい…おっさんの発案みたいだ…」とモヤモヤしていたディズニーのポリコレを吹き払うような、社会の提示。
1991年生まれでニュー・ドランと目されるルーカス・ドン。これが長編デビュー作で、短編も一貫して「ダンス」「変革」「アイデンティティ」について描いてきたという。これは追うしかない!

鮮烈なラストに賛否両論があるらしいが、監督がパンフレットで語っている通り、これは「間違った選択」として描かれていると思う。ただ、その選択も含め、モデルとなったノラ・モンセクールを否定しないという着地なのだと。
どんなに本人の努力と周囲の理解があっても、誤った道を選んでしまうかもしれない思春期の危うさとその選択の哀しさ。それでも生きていさえすれば浮かぶ瀬もあるかもしれないほのかな希望。

鑑賞後、「彼女が踊り続けてくれているといいな」と思い、調べてみるとコンテンポラリーに転向はしたものの、プロのダンサーとして活躍されているということで、ホッとしました。ほんとうによかった。


★★★★

*1:同じ列の女性は頻繁に手で顔を覆ってしまっていた

*2:急激に硬くなったり、踊りが崩れたりする。

*3:ただ、それは経験者だから感じることで、ダンスに全く興味がない人にはもうちょっとガイドを増やした方が観やすくなったとは思う。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

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夏休みがニック・フューリーに支配される。

原題:SPIDER-MAN:FAR FROM HOME
監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ,エリック・ソマーズ
原作スタン・リー,スティーヴ・ディッコ


トムホは人類の孫。ゼンデイヤMJとジェイク・ギレンホールも最高。監督&脚本コンビも好きなのですが…
やはり『エンドゲーム』と同じく、世間の熱狂から取り残される形になってしまいました。


fusetter.com

(1)↑ほんとこれなー。前作『ホームカミング』が青春モノとしてもものすごくよくできていたのに比べ、今作はラストの最高の甘酢*1で巻き返すものの、どこかチグハグな印象。『エンドゲーム』後のMCUという荷物が重すぎるんでしょうね。作品としてはわたしは断然ホムカミの方が好きでした。


fusetter.com

izakaya-arashi.www2.jp

(2)↑そして評価が分かれるポイントになるかと思う今作のメタ構造。ストーリーはちゃぶ台返しというか…、一回しか使えない禁手をやってしまったなと。かなり危険な領域に踏み込んでいる気がするな……と鑑賞中からハラハラしていました。ミステリオの仕掛けもポストクレジットも「超人ヒーローの実在を楽しむ映画」っていうMCUの根底がゆらぎかねない、もっと言えばそういう観客をもてあそんでいるとも捉えられかねない、ギリギリの線だな、と思いました。

あと、(3)スパイダーマンであまりヴィランを死なせてほしくないんスよ……。少なくとも、死なせないための努力は描いてほしいんですよ。*2

とりあえず、わたしが一番危惧していたのは、スパイディがアイアンマンの後継者として、「親愛なる隣人」を逸脱するところまで引っぱり出されてしまうのでは……という点だったので、その点についてはホッとしました。

しかし、わたしがマーベル・ヒーローに求めているのは「楽しさ」や「ワクワク感」が第一義なので、 「もうそんなキャンディを求めちゃいけない時代なのかな?」などと、老害みたいなことを考えているところです。『アイアンマン』ぐらいの味わいが心底なつかしい。



★★★

*1:「見てたから気づいた」って最高に愛だよ!

*2:これもホムカミではやってたじゃん……

アラジン

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その願いは、心をつなぐ。
そして―世界は輝きはじめる。

監督・脚本:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト
撮影監督:アラン・スチュワート
編集:ジェームズ・ハーバート
プロダクションデザイン:ジェマ・ジャクソン
衣装:マイケル・ウィルキンソン
音楽:アラン・メンケン


アニメ版『アラジン』好きだし、高評価だし、楽しみにしていたんですよ……。たしかにザ・フレッシュ・プリンスDOLBY ATMOSは最高に楽しかったし、豪華絢爛なダンスシーンには心躍るし、ガイリチ印のちゃかちゃか回しに笑ったり、すばらしい歌唱に涙ぐんだりもしたけれど……。
いよいよ、本格的に、ディズニーのポリコレが胃にくるようになってしまった。ディズニーが提示するプリンセス像を好きになれないし、正直自分の子どもに見せたくないな、と思ってしまった。

思えば、『シュガー・ラッシュ オンライン』を観た時の違和感。うまく言語化できなかったのだけど、この方の感想はすごくわかりやすい↓

www.jigowatt121.com


今作と共通して感じるのが、まずテーマと結論ありき。で、そこに無理にストーリーをはめているので、キャラクターの行動原理がゆがんでみえてしまう。

note.mu


そして、問題のポリコレ。
わたしにはこれはポリコレではなく、差別を今までと逆方向にしただけで、かつどんどんイデオロギーが画一化されている気がするのです。

例えばよほど黒歴史清算したいのか、不要な白人王子貶し。人を見かけで判断する浅薄で頭からっぽなハンサム―こんな描写は人種や性別を入れ替えただけだし、『シュレック』が2001年なのにいつまでこれやるの?白人の男の子が傷つかないと思うの??

そして、わたしが今作で最も問題があると思ったのはジャスミン。今作はジャスミンが性差別を越え、国王になるという結論ありきなのですが、今作のジャスミンって本当に良い国王になるだろうか?
まず、王の資質が自己申告で「民のことを考えている」「勉強してきた」。んで行動を見てみると、盗んだパンを子どもに分け与えるけど、母の形見のブレスレットは手放さないし、1時間に1回お着替え。お忍びでバザールに出ているし、舌鋒鋭く意見もしているし、そもそもそれほど抑圧されていない。それで「黙ったりしない」と男たちを妄想で消し炭にされても……。
まず自分の富を手放して民に分け与えるべきだし、野に下って自分の王としての資質を見つめ直すべき。バーフバリを見習ってほしいです。

明確な描写がないのに、「ずっと男たちに抑圧されてきた」風なイデオロギーは逆差別を助長するだけだし、本来抑圧の主体に性別は関係ないはず。それを美しく気高いナオミ・スコットにすばらしい歌で刷り込ませるのは、完全に害悪ではないかと……。王族にパンを盗られる店主の身になってよ。消し炭の対象が男女逆ならどうなのよ。かなしくなるよ。『アラジン』で『キャプテン・マーベル』やりたかっただけだろ…と思ってしまいました。

法の曲げ方や軍部へのアプローチもものすごくこわい。結局、地位と魅力と自分の正しさを信じて上げる「声の大きさ」で全てをねじふせているように見える。ディズニーはリベラルを標榜しているように見えて、結果提示しているプリンセス像がトランプに近くなってしまっている気がしてぞっとした。法治国家の崩壊かよ。プロパガンダの手法だよ。

ディズニーの実写化問題/ポリコレ配慮に関する考察で興味深かったものを貼っておきます↓

cinemandrake.com

nightyqueer.hatenablog.com


★★



さよなら、退屈なレオニー

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こんな青春じゃ 終われない
いつもイライラして、どこかフワフワしてた、まぶしくてじれったい何もない毎日。
17歳の夏が過ぎていく―。

原題:La disparition des lucioles
英題:THE FIREFLIES ARE GONE
監督:セバスティアン・ピロット
音楽:フィリップ・ブロー


ノーチェックでしたが、信頼できる友の高評価を見て「あ!これ最優先のやつだ…」と。邦題*1やルックはおしゃれ甘酢成長譚っぽく見えるけれど、監督は「これは青春映画ではない」「つきまとうシニズム、その治癒薬である大きな意味での愛についての映画」と明言しており、なかなか一筋縄ではいかない雰囲気。

sayonara-leonie.com


ピースのひとつひとつも語っていること*2もすっっっごく好きな映画でした。号泣するではないけれど、なんだかよくわからない感情にずっと涙腺が微弱に刺激されていた。
18年後の『ゴーストワールド』行先不明のバスに乗る映画にハズレなし!

Ghost World [DVD]

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ゴーストワールド』との共通点はとても多い。周りみんながバカに見える「ゾンビタウン」。具体的な夢もなく鬱屈したティーンエイジャーの主人公。穏やかで賢い父。うまくいかない義父母。自分の城を築いている中年男性との居心地の良い時間。

しかし、変人だらけの『ゴーストワールド』のヌケの良さに比べ、「世界が新しいファシズムの新しい形へ向かっているのでは」という思いが込められた『蛍はいなくなった』は、コメディ要素はありこそすれやはり閉塞感が濃い。
とくに監督の意図とははずれているかもしれないが、要所要所で挿入される妙に荘厳で甘美でファンタジックな音楽に、わたしは常に「死」の気配を感じてしまった。青春の一瞬のきらめきの裏にはたしかにいつも死の気配がある。ティーンエイジャーのバランスの危うさが改めて胸に迫ってきた。他にも甘酢やまぶしさの裏で、思わぬ角度から打ち込まれるビター&ホラー成分にハッとさせられる場面が何度もあった。

3人の「父」は、「伴侶」「政治的指向」の象徴であると同時に、「ロールモデル」でもあると思った。「世俗の権化のポピュリスト」な義父は論外だが、「理想主義と現実とのギャップに敗れた」実父や「愛と音楽と善意に満ちた受容者」スティーヴも彼女は選べない。でも3人目の父は彼女を変える。
ちいさな野球場で、たったひとりの観客の前で、かき鳴らされるバカテクメタル。母が他界しほんとうに孤独になってしまったときにそばにいた時間。どちらも笑いながら泣いてしまうような、心に残るシーンだった。

この先二度と会わないとしても、たしかにあった友情の話。シニズムとファシズムを脱するために、他人に依らない新しい生き方を選択するために、だいじなものを捨てる話。消失と出現の話。大きな光の下では見えない蛍の微灯の話。それが私たちの視界から離れたのか、私たち自身がそれから離れたのか…。

何が消失し何が出現したのか考えるだけでも感慨深い映画だし、ラストも言葉にできない余韻があってぶっ飛ばされました。


★★★★★

*1:原題は『蛍はいなくなった』 この映画全体のトーンを表すすばらしいタイトルなのに……

*2:公式サイトの監督インタビューで「強制はしませんが…」と語っている通り、監督には明確な意図やメッセージがあり、自分がそれをその通り受け取ったとは言えないけれど

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

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王の覚醒。

英題:GODZILLA: KING OF THE MONSTERS
監督・脚本:マイケル・ドハティ
脚本:ザック・シールズ、
撮影監督:ローレンス・シャー
編集:ロジャー・バート
美術監督:スコット・チャンブリス
衣装:ルイーズ・ミンゲンバック
VFX監修:ギヨーム・ロシェロン
音楽:ベアー・マクレアリー


祭 pt.3。ゴ!ジ!ラ!ソイヤッ!ハッ!


怪獣パート楽しかった!各怪獣の動かし方やキャラ付け*1がまるで小二男子がソフビで遊んでいるかのよう。そこにどえりゃあ金を投入してめちゃくちゃかっこよく神格化してド迫力で撮りました!っていう。

しかし、人間がクソ。クソすぎる。

  • ケンワタナベ出征時のモナークの方々のテンション*2
  • マジ被曝なめんな……
  • なんかもう『ジュラシックパーク』じゃない?
  • 結局みんなエコテロリストもしくはサノス的思想の持ち主なのでは?
  • てか結局毒親が地球を巻き込んだ壮大なセラピー会なのでは??


小二男子の心で楽しめば5億点なんだけど、大人そして日本人としてはスーン…となってしまうところは否めなかった。核をゴジラに注入する、しかもそれを「芹澤博士」にやらせるの、初代への最大の裏切りでは?という違和感はどうしてもぬぐいきれなかった。

わたしが今回改めて思ったのは、自分が好きなのは初代ゴジラで、過度なヒーロー化や人類との共闘は興が醒めてしまうということ。「幽玄」「哀しみ」「憂い」を湛えていてほしいし、「人智を超えた神秘」を秘めていてほしい。力や強さに特化してほしくないし、まして人間が周波数で操るとか地球環境に優しいなんてもってのほか。それは、全てが明るみに出る陽の洋ホラーと「わからなさ」がこわい陰のJホラーに対する感触に似ているかもしれず、わたしはゴジラに「陰」の存在でいてほしいのであった。(完全に好みの問題です。)

というわけで、個人的な好みとしては、ギャレス・エドワーズの圧勝(伊福部音楽さえ搭載されていれば)。
そして、このタイミングで再見した『シン・ゴジラ』は、その陰陽のバランスが神がかってる。めっちゃおもしろいのに、ゴジラが陰の一線を固持していてめちゃくちゃすごいなと思いました。庵野監督にありあまるほどの予算を……!


★★★

*1:全能神ゴジラ、業火の悪魔キングギドラ、こうもり野郎ラドンに、癒しの女神モスラ

*2:誰も代案とか自分が行くとか言わない