2021年の映画をふりかえる

2021年、つらかった……!
復職し、平日はワンオペに。この期に及んで二児の母という属性にいつまで経ってもなじめず、「これがわたしの望んだ人生だっけ?」とぼんやりしてしまうことが多かった。そんな合間にとぎれることなく訪れる腫瘍手術(夫・愛犬も)、子らの発達遅れ疑惑、コロナ休園、母の脳梗塞未遂、隣人トラブルetc……。花恋の菅田将暉並みに(概念としての)「死んだ目でパズドラ」ととなりあわせの日々でした。

さいわい(?)担当業務が急を要さないものに変わり、コロナ禍シフトで週休3日制だったので、映画館へ行くチャンスには恵まれました。これには本当に救われた。(裏を返せば、全然働けてないな…という懊悩はあった。)
来年からはそれも終了なので、今は先のことを考えるのは止めにしています…。


では、今年もベスト10まで以下列記。


1.ドライブ・マイ・カー



2.サウンド・オブ・メタル



3.街の上で



4.すばらしき世界



5.偶然と想像



6.プロミシング・ヤング・ウーマン



7.ラストナイト・イン・ソーホー



8.アメリカン・ユートピア



9.エターナルズ



10.シャン・チー テン・リングスの伝説



自分の行動範囲がせまかったこともあるのか、ごくごくささやかで個人的な物語にぐっときました。
そして記憶している限り、ベスト10内に同じ監督の作品を入れたことはないので、本当に濱口竜介監督すごかったな、と。同時代にすばらしい監督の新作を追えるありがたさよ!

いちばんよかったなと思う役者さんは、役所広司さんかな。西川美和監督の『スクリーンが待っている』も読んだのですが、やっぱり底知れない俳優さんだな、と。


あとは、役者としてというかとにかくキャラが好きすぎるオークワフィナ。『フェアウェル』も遅ればせながら今年観たんだけど、同年代だったらけっこうまじめにロールモデルにしていた気がする。


シスターフッドフェミニズムという面では、映画にもリアルな女友だちにもめちゃくちゃ助けられました。各位、引き続きどうぞよろしくお願いします。来年もなんとか生きる!

偶然と想像

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驚きと戸惑いの映画体験が、いま始まるー

監督・脚本:濱口竜介
撮影:飯岡幸子
助監督:高野徹、深田隆之
美術:布部雅人、徐賢先
スタイリスト:碓井章訓
メイク:須見有樹子


今年の濱口監督すごすぎる!今日本で一番好きな監督かもしれない。そして『街の上で』今泉力哉監督の時も思ったけど、このやり方ならずっと撮りつづけられるし無敵じゃん。
偶然のつみかさねが、ひとを思いがけない場所に飛躍させ、良くも悪くも未練や呪縛から解放してしまう。どの話も悲喜こもごもで、軽やかな味わい深さと奇妙な晴れやかさがある。テーマからしてそうだけど、村上春樹短編を思わせる味わいがあって、もともと親和性が高いのかも…と思ったりした。


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◆「魔法(よりもっと不確か)」
この話が一番楽しかった。わたしは完全にカズを応援する体制に入っており、彼がゆれるたびに心の中でワーキャーしてしまった。『浅草キッド』でも「なんて色気のあるたたずまいなんだ!」と感心した中島歩さんがまたいいんだ…。
『寝ても覚めても』の時も思ったけれど、実際に友だちだったらちょっときついかもしれない芽衣子というキャラクターの行動がこんなにも腑に落ちてしまうのはなんでだろう?衝動で生きているように見えてしっかり想像力を働かせている人として描かれているのがとても良かった。


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◆「扉は開けたままで」
これが一番複雑な味わい。3篇とも女性に寄り添っていて、1篇が進むごとにだんだん主人公の女性の年代が上がっていく(20代~40代?)つくりになっているのだけれど、この物語の主人公が一番惑っているように見えた。そのせいか一番失ったり得たり解放されたりの振り幅が大きくて、笑ったりドキドキしたりした。
教授のキャラクターもおもしろくて、「扉は開けたままで」に固執するさまに彼の世慣れなさ、不器用さ、誠実さが感じ取れるようだし、またオープンに見えるその行為が逆に彼を縛っているようにも見える。彼の顛末は気の毒にも思えるけれど、「扉を開けたままにする」ことから解放されたようにも思える余白があった。なんとなく彼女のことうらんでない気がする。
若い男には本当に腹が立つけど、最後のキスでだいぶ呪われた気はする。


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◆「もう一度」
三篇ともとてもおもしろかったけれど、とくに自分にはこの第三話が刺さった。こんなにささやかな物語にパラレルワールドタイムリープシスターフッドを込められるなんて!登場人物と年代が近いので、自分の気持ちを代弁されてもいるようで、『ドライブ・マイ・カー』に続き勝手に救われた思い。
「幸せじゃないなんて言ったら怒られる」という生活をしながらも、「心燃え立つものがない」「時間にゆっくり殺される」と感じている人が映画の中に生きている。「幸せじゃないよ〜!」と即答できる人と答えられない人、どっちがしあわせなんだろう?などと考えてしまった。


★★★★

ラストナイト・イン・ソーホー

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夢と恐怖が、シンクロする
魅惑的で恐ろしい、60年代ロンドンへようこそ

原題:LAST NIGHT IN SOHO
監督・脚本・製作:エドガー・ライト
脚本:クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
編集:ポール・マクリス
撮影監督:チョン・ジョンフン
衣装:オディール・ディックス=ミロー
美術:マーカス・ローランド
音楽:スティーヴン・プライス


キワキワのキワを進みながらものすごくぐっと刺さるのが、『プロミシング・ヤング・ウーマン』と同じ今を映す傑作。

以下、ネタバレ

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あのこは貴族

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同じ空の下、私たちは違う階層を生きているー。

監督・脚本:岨手由貴子
撮影:佐々木靖
編集:堀善介
美術:安宅紀史
スタイリスト:丸山晃
衣装:大森茂雄
ヘアメイク:橋本申二
音楽:渡辺琢磨
原作:山内マリコ


すばらしい原作の、すばらしい映画化。
地方の輩も都心の貴族もせまい世界を出ないという点では同じ生き物、人には人の地獄がある、という視点。性別や家柄や地域の呪縛に苦しみながら、女たちが連帯して自由になろうとする姿を清々しく描く。これだけでもうすでに意義深いし尊いな、と思います。とにかくこういう作品が日本に増えてほしいな、と。

トランスジェンダーとハリウッド』を観て、やはりメディアを通して、自分のポジションやロールモデルを形成する人が多いと感じたので、どんどんこういうあり方を見せてもらえるとありがたい。わたしももう少し自由になれたかもしれない、という思いと、これからのわたしと娘のあり方に勇気をもらえた。

そして個人的には、自分の中の回路1,2本を切らないと観られないレベルで……。外部生、かつ美紀が最初につきあう相手が所属するサークルにいたわたしですので…。*1
原作を読んだ時点でもうあるあるが過ぎて、刺さるを通り越して笑ってしまっていたのですが、映像化されるとより強烈でうまく頭が回らず。なんだかんだで「みんながあこがれる幻の東京」が好きで、「好奇心は猫を殺す」型の青年だったわたしは、行ったことのある場所、やったことのあることが多すぎて…。水原希子の美貌が過度な感情移入のストッパーとして常に働いてくれてはいたけれど。

良かったシーンはたくさんあるのだけれど、①石橋静河カロンタワー ②幸一郎との中華屋別れ話 ③華子の「全て美紀さんのものだから」がとくにわかりみが深すぎて嗚咽しました。
①わたしはヘテロだけれど、どうにも男性より女性への解像度と衝動が強いので、この石橋静河を見かけたらまちがいなく全力ダッシュで連絡先交換しにいく。好きー!
②言葉にすると陳腐になる関係性の中に宿る、言葉にできないなにか。つきあっているわけではないのにせざるを得ない別れ話。経験則から言っても長く続いた絆にはそれなりの理由があると思っている。高良健吾の深みよー!シスターフッドもので男性キャラクターの解像度が低いと、かえってそれがノイズになって本来のメッセージが刺さりづらく感じるのだけれど、幸一郎の描き方は原作以上の解像度ですばらしかった。
③一気に華子に気持ちを持っていかれるキラーワード。これなー!これが一切ないのなら誰が為の人生よ!

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ラストの余韻もすばらしかった。全編を通して言えることだけれど、階層を表すかのような立ち位置やロケーション、ファッションやメイクや所作まで考え抜かれていて、本当にていねいに描かれた映画だった。


★★★★

*1:名前も同じなんて!

エターナルズ

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地球滅亡まで、あと7日。
アベンジャーズ/エンドゲーム」は、始まりに過ぎない

監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ、パトリック・バーリー、ライアン・フィルポ、カズ・フィルポ
撮影:ベン・デイビス
編集:クレイグ・ウッド ディラン・ティチェナー
美術:イブ・スチュワート
衣装:サミー・シェルドン・ディファー
音楽:ラミン・ジャワディ
原案:ライアン・フィルポ 、カズ・フィルポ


『ノマドランド』を観た時点では、正直クロエ・ジャオ監督のことが好きかどうか判断できず、初報でも「クロエ・ジャオ監督がMCU…?」と戸惑いが大きかった。しかし、公開が近づくにつれ、「BTSの『Friends』が使われる」「蔵馬推しでキャラに霊丸打たせてる」「仙道推しでノマドランド撮影中に生活してたヴァンにAKIRAと名づけた」など出るわ出るわオタク謳歌エピソード。深遠な映画を撮る監督という印象だったけれど、もしやただただ推しかぶりの人…なの……?

そんなこんなで、満を持していつメンとアフタヌーンティー@新高輪プリンス前に鑑賞。zoom会はしていたものの、一年半以上ぶりの対面でIMAXMCUの新作を観れるなんて…、感無量。しあわせでしかない。
そして映画自体もとても良かった!大好きでした!ずっと「これわたしにはめちゃくちゃ刺さるけど、正直他の人やMCUファンはどうだろう?」という思いは拭えなかったけれど。人種や性別で語りたくないけれど、アジア系女性のオタクにしか撮り得ないエモみが堂々と炸裂しまくっていて、感動しました。

まず、わたしが一番好感を持ったのは、『エンドゲーム』とほぼ裏返しの部分。*1ヒーローたちが「最大多数の最大幸福」に没しないで、極めて個人的な考えや感情で自分らしい選択をおこなっているように描かれていたところ。『エンドゲーム』ではヒーローたちがこれまでの行動原理を無視してでも、決められたエンドへ向かっていくのを見る違和感がつらかったけれど、『エターナルズ』のキャラたちの行動は、自分はその選択をしないにしても、「このキャラならこの行動を選択するよな」と理解も納得もできて全くストレスがなかった。*2

そして、日本の漫画などではよく見かけるものの、ハリウッドヒーローものでは今まで登場してこなかったような、キャラクターや設定、関係性のエモさ・フレッシュさが刺さる!どんなに間違っていてもみんなティンカー・ベルのことは嫌いになれないし、エプロン姿でパイを焼くマブリー(マブリーは映画の外でも女性への触れ方が配慮と慈愛に満ちていてうっとりする)とバレエジャンプ&袈裟斬りするアンジーには萌え死ぬ。


コメディリリーフが見せる「自分のポリシーのために他人を傷つけることはしない」という不参加や、本来最も王道エリートヒーローであるはずのキャラの苦悩と選択。ファストスの変化は歴史そのものを内包しているかのようだし、女性が速さで男性の力に対抗し得るというアクションシーンにどれほど勇気をもらえることか。どのキャラも魅力的だし、どのキャラをペアにしても関係性に思いを馳せられる。(どんどん二次創作してね!というお気持ちを感じる。)(わたしはドルイグ×マッカリ推し。かわいいー)


とにかく観客がエモや解釈を乗せられる余白が大きく取ってある。(さすがオタク…。)
例えば挿入歌に使われたBTSの『Friends』。この曲はグループ7人ではなくBTS内のクオズと呼ばれるペアの曲だ。クオズは同学年ではあるものの性格やスタイルが全く違い、衝突しながらもお互いの理解や歩み寄りによってソウルメイトとまで称されるようになったペアで、『Friends』はその二人が”Hello, my alien””ぼくらはおたがいにMystery”とかけあいながら、「いつかこの歓声が止むときも ぼくのとなりにいてくれ」とかなり重めの友情を歌う曲なのだ。*3
使われているのはライトなシーンだけれど、きちんと「友だち」文脈で使われているし、そもそもエターナルズ自体、キャラや考え方が全く異なるメンバーたちが長い時間と労力をかけて唯一無二の関係性を築いたさまが完全に「クオズ」(でありBTS)で、勝手にエモくなってしまいました。


★★★★

*1:根にもちかたがえぐい

*2:ルッソズとは一致しなかった解釈が、クロエ・ジャオとは一致した思い!飲み会したい!

*3:しかも本人が作詞作曲というエモの特盛

最後の決闘裁判

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生死を賭けた<真実>が裁かれるー
歴史を変えた衝撃の<実話>

原題:THE LAST DUEL
監督:リドリー・スコット
脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモンベン・アフレック
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:クレア・シンプソン
美術:アーサー・マックス
衣装:ジャンティ・イェーツ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
原作:エリック・ジェイガー


地獄映画であることは重々承知で、でもどうしても観たかった。リドリー・スコット監督、親友コンビ脚本、アダム・ドライバー出演というピースで佳作なのは保証されているけれど、さらに『ある女流作家の罪と罰』のニコール・ホロフセナーが脚本に入っているというのが決め手だった。そして、まさにその彼女が描いた第三幕の地獄がすさまじかった。

第一幕・第二幕もとてもおもしろかった。構成の巧みさとクソ男3人の演技アンサンブルが見事。クソであることは疑いようもないが、それでも仕事、身分、家柄、処世術、プライドにがんじがらめな、封建制における男の地獄もしっかり描いていた。

しかし、第三幕の地獄はその比ではなかった。実は三幕とも起きた出来事自体に大きな改ざんはない。だから余計に描写に差異がある部分に、各人の「こだわり」や「受け取り方」や「感情」が強く浮かび上がってくる。第三幕でわたしが茫然自失したのは、男たちが「都合よく美化した部分」以上に「そもそも認知すらしていない部分」だった。留守をあずかる女主人としての手腕や妊活の苦しみ、二次被害、果ては本人の人格的な部分すらも、本人が語ることしかできない。「美化」は少なくとも認知しているからできることなのでまだマシとすら思った。
そして連帯の皆無。レイプシーンもきつかったが、わたしはその後の夫・義母・女友だちの仕打ちがあまりにつらくて泣いてしまった。本来味方でいてほしい人たちが見せてくる超弩級の地獄。

というかまず、義母や女友だちも含めて女たちはみな家に閉じ込められていて連帯する術などなく、そもそもアイデンティティや自尊心を形成する術がない。そして男たちのように生き様や歴史を"Witness"してくれる人がいない。そこで翻って考えると、この第三幕の視点のバランス自体も相当危ういことに気づく。もちろん第三幕が"TRUTH"であることは強調されているし、出来事については事実なのだが、こと本人のキャラクターの描写については、一~三幕は意図的に同じバランスにしてあるように思える。3人の視点から男たちのキャラクターはある程度立体的に像を結ぶのに比べ、女たちの情報はあまりに少なすぎて像にならない。これには本当にぞっとした。
ラストに至っても、そもそもこの時代の社会システムにおいては、女性に許され認知される幸せ/アイデンティティ/自尊心は「子ども」のみだった、という絶望が横たわっているように感じられて震え上がった。ダメ押しの字幕に「聡明な彼女は領地を良く治めた」ではなく「再婚はせず裕福に暮らした」という文言。もうライフは0。

とどめに鑑賞後、こんな記事を読んでしまい心が焦土と化した。

www.moviecollection.jp

「君は本当に映画を見たのかね?」マジそれな。"TRUTH"の強調や暴力表現については迷った末にわかりやすくしたんじゃないかと思うだけに、リドリー・スコットの絶望に胸が痛い。


★★★★

DUNE/デューン 砂の惑星


この惑星を制したものが全宇宙を支配する
第94回アカデミー撮影賞/編集賞

原題:DUNE
監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ
撮影:グレイグ・フレイザー
編集:ジョー・ウォーカー
美術:パトリス・バーメット
衣装:ジャクリーン・ウェスト ロバート・モーガン
視覚効果監修:ポール・ランバート
音楽:ハンス・ジマー
原作:フランク・ハーバート


実家にリンチ版のVHSがあって子供の頃死ぬほど観たんですよ。たとえリンチ本人が黒歴史として記憶から抹消していたとしても、わたしはめちゃくちゃおもしろいじゃん!と思っているので、その記憶をヴィルヌーヴ版で上書きするのは気が進まなかったのですが……。引き込まれてしまったね!

『メッセージ』の時とほぼ同じ感想になってしまうのですが、ドゥニ・ヴィルヌーヴのSFには静けさと品格がある。裏返すといくらなんでも説明不足だったり、ややいぶし銀すぎたりという面もあって、個人的な好みとしてはちょっと崇高すぎるきらいもあるのですが。とにかく圧倒的な空間拡張力とビジュアル化力による没入感がすばらしかったです。

そして、やや地味な色調と裏腹に、キャストが本当に華やかで。シャラメ以外は知らない状態で観たので、各地からアッセンブルしまくっててびっくりしました。


もうシャラメとゼンデイヤ、キャスティングした時点で勝ち確なのよ。早く統べられたい!!!うつくしすぎて、ルッキズムという言葉の無力さすら感じた。あと、シャラメが覚醒しかかるたびにハァ゛ーーーみたいな曲が流れるのちょっとフフってなりました。

でも、やっぱり、ハルコネン男爵に象徴されるリンチ版の猛烈さも愛してやまないよ…!あの過剰なディテールが恋しくなるのもたしか。(約30年前に観て以来脳裏に焼きついて色褪せないこのシーンよ!↓)

フェイド・ラウサは誰がやるんだろう?早く続きが観たいです!


★★★★